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知覚過敏と診断された歯が他院で抜髄になったことについて

あいり様37歳女性
はじめまして。
今回は右下7番の治療について、お伺い致します。

歯間C1虫歯が出来ていたため、削った部分にセメントのようなものを詰め、その上に仮歯のようなものを被せていました。
セラミック被せ物を作ってもらっている状態でした。
その後、転勤があり1年半も放置状態でした。
その際に仮歯がとれてしまいセメントのみが装着してある状態でした。
最初のうちは何も感じなかった歯が、風にあたるとしみ、冷たいものが短時間でしたが、しみました。

約1年半ぶりに来院し、症状をお伝えしたところ知覚過敏と判断されました。
そのままセラミックを装着し、治療終了致しました。
しかし、数日後温かいものを食べても激痛が走るようになりました。
どの歯が痛いか分からず、来院しましたが知覚過敏と言われたので他院にセカンドオピニオンを頼みました。

結果、隣の歯の歯間が神経まで達していて気付かなかったようです。
ここまでは良いのですが、右下7番の知覚過敏の話をした際に、風や水を吹きかけられ、レントゲンも撮っていただきました。
風が少しだけしみるとお伝えしたところ、歯間に出来た虫歯は神経に近いから、転勤先から中々通えないならば神経を抜く方が良いと判断されました。
そういうものかと受け入れましたが、知覚過敏と診断された1年半放置の歯の抜髄はやるべきだったのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
やるべきであったかどうかというのは状況によって非常にさまざまです。
残す努力をしてそれでも残らない場合(症状が消えない場合)、残す努力をして症状が消える場合(これだったら残したほうがよかったということになります。)、どうせダメになるだろうから早めに痛くなる前にとっておく場合、、、(今回はこれですね。)

知覚過敏ということで診断されているわけですが、実は知覚過敏の実態というのは、歯にかかる力、歯ぎしりだったり咬合力だったり、、、ということから発生するミクロの、もしくはだんだん目に見えるようなひびであるといわれています。
ミクロのひびがたくさん入ってくると、そこは粗造な面になり、プラークが付きやすく、また脱灰もされやすくなります。
これはむし歯ですよね。

このように知覚過敏、クラック(ひび)、むし歯とそれぞれ別の病名ですが、その境界は実は非常にあいまいで、当初何も見えなかったので知覚過敏ということであったとしても、数か月もするとその実態はどんどん変わってくることがあります。
なので今回の件で実際にどうであったか、という状況がわからないので、処置自体が正しかったかどうかということはわかりませんが、今後はできるだけその対策をしてもらって歯を長持ちさせていくことに努力をすることのほうが大切だと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
神経をとる、とらないですが、症状にもよると思います。
長期間、かけたままですと神経に炎症が出る可能性があります。
また虫歯の深さも関係してきます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
あいり 様、初めまして。
左下7番の治療経過が御疑問の事と拝察申し上げます。

文面より推測致しまして、1年半の放置の間に知覚過敏⇒むし歯⇒深いむし歯⇒抜髄に至ったものと思われます。
1年半の放置の影響は、かなり大きいものと思います。

抜髄に至ってしまったのは残念ですが、今後同様の事例が起きない様に、ホームケアや定期健診に力を注いで下さいね。
お大事にどうぞ。

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