弁護士に相談しても、その知識の対価として相談料がかかります。
歯科でも、
初診料として検査やその診断に対しての対価が生じます。
その点についてはご了解ください。
その上で
セラミックの治療についてですが、よく雑誌などで載っているセラミック矯正、というようなものであればできるのかもしれません。
左上の1番を抜いて右上の1番と左上の3番を削って
ブリッジにするといった方法です。
その方法でも下の歯よりも前歯を出すために、今よりもその
ブリッジはぐんと前に出ます。
審美的にはおそらく耐えられないくらい前に出ます。
1本だけで考えてもらうと分かるんですが、根っこの位置は変えようがありません。
その根っこの立ち上がりから下の歯よりも前に被せを出したものを想像してみてください。
右よりも2mmほど前に出ますよね。
(下の歯の出ている面と右上の出具合はほぼ同じですから、それよりも前に出すには相当変な形になります。)
それを何とかしようと考えると、下の前に出ている歯も削って引っ込めるか、下の歯の出ている2本を抜いて
ブリッジにするか、というような選択になると思います。
もちろん健康な歯を削るのでしみる可能性も出てきます。
もしかしたら神経を取る必要もあるかもしれません。(確率は高いです。)
歯の寿命としては半減から1/3くらいにはなると思います。
それでもそれ以上のメリットがあると考えるなら、そういう
セラミック矯正も考えてもいいのかもしれませんが、良心的な歯科医師ならほぼ間違いなく勧めたりはしないと思います。
もちろん私もそういう患者さんが来たとしてもお断りすると思います。