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ご相談

2021/09/02

持病により服薬中、親知らずの抜歯で悩んでいます。

モコ様49歳女性
お世話になります。
下の歯、横向き親知らず抜歯で悩んでいます。
持病により、プレドニンとアクトネルを14年飲んでいます。
埋もれて半分だけ横に生えている下の親知らずが2年前に虫歯になり、大学病院での抜歯になりましたが、アクトネルを飲んでいるため拒否され、近所の歯医者さんが削って詰める治療をしてくれました。
しかし今親知らずの隣の銀歯虫歯になり、幸い神経は残せ、ジルコニアを被せる予定です。(マイクロスコープラバーダム治療、MTAセメントを詰めてます)
治療をしてくださった先生は、親知らずがあると虫歯歯周病になりやすいし、抗菌薬を飲んで清潔にしていれば抜歯ができると言ってくれてますが、顎骨壊死や麻痺などのリスクもあるし、今痛みもないので自分自身は踏み切れません。
年齢も40代後半なので、骨への癒着や、薬を飲んでいなくても抜歯が大変な年齢だと思うので。
虫歯になる前は歯磨きもいい加減だったので、現在は歯磨きや歯科のキシリトールガムを毎食後噛むなど、意識がかなり変わり、メンテナンスに励んでいます。
抜いても残してもリスクがありますが、どちらが良いのかなかなか素人には判断できず、先生方にご相談させて頂きました。
中年とアクトネル・ブレドニン服用での抜歯のリスク、親知らずを残すリスクをそれぞれ教えて頂けたらと思います。
よろしくお願いいたします。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
本来であれば、休薬して抜歯がと思います。
ただとても微妙かと思います。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
親知らずについてですね。
リスクについて、、、ということですが、十分ご承知の通りです。
確率的には抜歯後に顎骨壊死になるのは0.3%ほどとされていますが、侵襲が大きければ大きいほどリスクは高くなるでしょう。
では、おいておくという選択肢ですが、あと何年生きるかわかりませんか、平均寿命まで生きるとしてあと50年近くということになります。
その間むし歯が進んだり智歯周囲炎がひどくなってきて腫れたり、といったことが起きるかどうか、というリスク、どちらを選択するのかということだと思います。
残せば残すほど抜歯は難しく、また抵抗力、新陳代謝もさらに悪くなるリスクが高くなります。
どちらを取るのか、、、残念ですがご自身で決断してもらうしかないと思います。

池村 光代 先生からの回答

池村 光代
東京都
京橋歯科医院
池村 光代先生
お薬と抜歯の件、悩ましいことだと思います。
今治療して頂いている歯科医師の仰る通りでリスクはあります。
抜くことは出来るというのもその通りなのですが、もし骨の壊死が起きたときのことを考えると個人の歯科医院で対応ができるのかという疑問はあります。
その点についても主治医が問題無いということであれば抜歯も考えられるのですが、もし難しいとなるとやはり大学病院での治療が安心かと思います。
そして大学病院で一度断られているとのことですので、別の大学病院でご相談し、抜歯の許可が出ればという話になります。
基本的には薬を飲み始める前に歯科治療は終えておく、抜歯がある場合は数か月薬を飲むのを止めるという話なのですが、実際問題として難しいことも多いです。
では抜かないという場合ですが、今キシリトールガムをお使いということで予防への意識は高いのかと思います。
北欧、アメリカ、日本、色々と虫歯予防の方法はあります。
3か月の定期検診というものではなく、口の中の細菌の状態を調べたり、虫歯の状態が治療が必要なものか経過観察で良いものか調べたり、必要に応じて高濃度のフッ素を塗布したり、検査結果を元に生活習慣を見直しセルフケアの方法を変えていくということで虫歯になるリスクを下げてコントロールするというものです。
そういった予防歯科に興味があれば取り入れても良いかもしれませんね。
お大事になさってください。

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