矯正の
抜歯のことでお悩みですね。
とても専門的な問題ですね。
どちらにももちろんメリット・デメリットがあることはお分かりいただけると思いますし、そのための難易度が変わってくることもお分かりいただいていると思います。
あとは確率の問題です。
突起がありそのために何らかの障害が出る可能性がたとえば30パーセントあるとしましょう。
その30パーセントのデメリットを避けるために、その歯を抜かずに別の歯を抜くことによって歯がきれいに並んだ時に1mmほど理想的な位置よりもずれてしまったという場合、そのずれに対してどう思うかということです。
仕方がないと思えるのであればそれはそれでいいのですが、そのリスクがあるなら理想的なところを抜いたほうがよかった、ということになる可能性もあります。
でもこればっかりは実際にやってみないことには分からない不確定要素があります。
たとえば薬はたくさんしっかり聞くまで飲むほうがいいです。
でも薬は飲めば飲むほど副作用が出る可能性が高くなります。
単純に薬を服用するというだけでもこのくらい難しい問題を含みます。
これを左右それぞれの歯、上下の歯で考えていくことはとても複雑な矛盾を生じます。
簡単にこうしたほうが、ということは言いにくいと思います。
やはり術者と、患者さんがどのあたりまでのリスクを許容できるのかという点を十分話し合い、信頼して受け入れてもらうのがいいかと思います。
(個々の件については、突起にどの程度の
歯髄が伸びているのか
レントゲンで分からないため、その確率もわかりませんし、移動距離も4番5番の位置関係、幅、その他上下関係などがわからないので何とも言えません。なのでここでもコメントはできないです。)