きら 様
とても良い歯科医師に巡り会えましたね。しかし、
矯正云々の前に、もう一度その歯の根っこが本当に使えないかどうかを
レントゲンを使って説明してもらってください。
親知らずを
矯正して前に持ってくるぐらい歯を大切にする先生なら、ひょっとして、今の歯をもう少し持たせてくれるような処置をしてくれるかもしれません(とことん悪くなっていれば別ですが・・・・・)。少しでも可能性があれば、治療をしてもらい、その治療の後どうしてもだめなら、そのときに
矯正をするのも一つの手だと思います。
さて、いよいよ
矯正をしなければならない場合、
矯正を開始する時期はその先生にお任せすればよいと思います。よく考えてくれると思います。一般的には、
抜歯をしたときに
ブラケットあるいはフックというものだけでも付けてもらい、
抜歯したところの骨ができないうちに歯を動かし始めた方がよいように思います。
無くなった部分の骨は、動いてくる親知らずの周囲の骨が一緒に動いてきてくれるのが普通です。審美的にもきれいに行くことが多いです。
ところで、文面にある以下の文章”・・・・他だと大体10万ぐらいだけど、うちはそこまで取らないから、とは一応言われましたが・・・・・・”
治療費を「取る」と本当にいわれたのですか?あなたが払う治療費は必要な経費であって、決して取られるものではありません。貴方がお書きのように、ご自分の身体の一部を健康にする話です、それも食事ごとに三度三度毎回数百回は噛むのに使う歯です。ご自分の奥の歯で硬いものを十分に噛んでいる人は高齢になっても健康やQOL(生活の質)の問題が少ないことは統計で出ています。たまに乗る(仕事で使う場合は別として)足のかわりの自家用車に数百万円をかけ、何年かに一度買い換えている人が「歯は適当でええんで!」という方がいます。これでは健康が保たれません。
文面から貴方はご自分の健康のことをよくお考えの方です。お財布と相談して、気持ちよくお払いください。決して「取られる」という思いで治療をお受けにならないように申し添えます。