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2009/07/02

親知らずの抜歯を勧められています。

パンプキン様50歳女性
現在、通院している歯科医院で親知らず抜歯を勧められています。 レントゲンを見せてもらうと横に向いていました。 麻酔が怖いので、なるべく抜きたくありません。全く痛みは無く虫歯も無いのですが、抜いた方が良いのでしょうか?

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
親知らずはぜったいに抜かなくてはならないことはないと考えています。虫歯がある。頻繁に腫れる。矯正治療上必要である。などなど。 ただ積極的に抜歯することで、顔の輪郭がすっきりしたという患者さんもいます。

したがって、これに関してはご自身の意見希望でよろしいのではないでしょうか。 ただ、このような状態になったら抜歯する等の基準を一緒に考えて決めておくのも一つの方法だと考えます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
抜歯の基準は特にありません。痛くもないのになぜ抜かなくてはいけないか、理解しにくいですよね。ただ横に向いている親知らずは、細菌が入り込むスペースが、奥のほうまであり、そのために虫歯になりやすかったり、顎がはれてきたりといった症状が出てくる可能性があります。また物が詰まったりしやすいようであればそのせいで歯周病が進む可能性もありますよね。

あとこれが結構問題なんですが、親知らずの手前の歯の親知らずと 接しているところが虫歯になる可能性があります。神経にもともと近い部分なんで健康そうに見えていたのにいきなり神経を取って被せ物にしなければならないこともよく経験します。(困ったことにエナメル質より象牙質のほうが弱いので、親知らず虫歯になるよりも、その手前のほうが虫歯になることのほう が結構多いです。)そうなってから抜歯するのと、今抜歯するのでは当然虫歯になる前にしておいたほうが良いということになります。ただそのように腫れて痛みが出るとか、虫歯になるのが何年後か?というのはだれにもわかりません。

あと女性の場合には妊娠する可能性があるということで、妊娠中に腫れたり 痛んだり(通常よりも腫れたりしやすくなります)する可能性があります。 そうなったときに痛み止めは飲めないし抜歯も嫌だし、あの時こうなる 可能性があったのに説明してくれなかった、と言われると、歯科医師側とし ても非常に困るので、できれば抜歯しておいたほうがいいよと説明して います。絶対に抜歯しなければならないということはありませんが、ほおっておいて全く問題なし、大丈夫とは言えないということです。

山内 美香 先生からの回答

東京都
白金山内歯科室
山内 美香先生
抜いたほうが良い理由は、何でしょうか? むやみやたらに抜歯を勧めることはないと思います。将来的に何か要因があるからだと思います。 もう一度抜くべき理由を説明してもらってから考えられることをお勧めいたします。

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
親知らずでも必ずしも抜かないといけないということはありませんが、抜歯を勧められているということであれば、おそらく残しておく事で今後、問題が起こる可能性がある状態の親知らずなのだろうと思います。 痛くなったり問題が起こったりしてから抜いても良いのですが、その場合、例えば手前の歯が深い虫歯になってしまっていたり、炎症が強すぎて 麻酔が効きにくかったり、特に女性の方などは妊娠中に痛みが出たりした場合など、抜歯が困難なケースも想定されます。

痛みが無いうちに抜歯をされた方が、いろんなリスクを回避できると思いま すので、思い切って抜歯されてはいかがでしょうか。 ただし、おそらく横向きに埋まっているということは、歯ぐきを切ったり歯を削ったりしないと抜けない歯だと思いますので、術後の腫れが数日大きく 出る可能性があります。女性の方で腫れても問題の無い日などないと思いますが、比較的問題のない日を選んでいただいて抜歯されることをお勧め致します。

藤原 慶輔 先生からの回答

藤原 慶輔
京都府
ふじわら歯科クリニック
藤原 慶輔先生
 親知らずが横に向いているという事で抜歯した方がいいと思います。 特に女性の場合、妊娠出産等で、親知らずがはれることがあると思いま すので、腫れていない時に抜歯をお勧めします。

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
パンブキン 様

親知らず抜歯をした方が良い」と言ってもらっているのですね。 横に向いて生えてくる親知らず(8番と言います)は、水平埋伏歯 といって最近とても多くなっています。 歯科医師がレントゲンでの説明時「抜く方が良い」と言っている事ら、 抜歯するのが良いのではないでしょうか? これは、その親知らずと一つ手前の第2大臼歯(7番と言います)との間に隙間ができ、第2大臼歯の方に問題が出てくる場合があります。あるいは、7番と8番の間に食物残渣(たべかす)がたまり、そこに細菌が繁殖して腫れる場合があります。

特に女性の場合は妊娠したような時にそのようになると、気分的に抗生物質や鎮痛剤(痛み止め)を使いたくないと思います(使える薬がない訳ではな いのですが)。そうなると治療が大変難しくなります。あるいは、一般的にも、仕事が忙しい時など身体の抵抗力が落ちた時に腫れ る場合があります。つまり一番頑張らなければならない時に歯が痛くて頑張れなくなる恐れがあります。このような事から、何もないとき(身体の抵抗力のある時)に抜歯しておくように勧めるのが普通です。

一方、痛みもなく、う蝕虫歯)も無い歯で、ある程度深いところにあり、すぐには悪くなりそうも無い時は、その歯を大切においておくように勧 める先生もいます。これは、歯の移植ができるようになったために「どこか の第1大臼歯や第2大臼歯が悪くなった時に、その歯を取り出して 移植をして使う」という考え方です。これもとても大切な事です。

また、その折衷案として、今、抜歯をして、保存液に入れ低温で保存を して、後々どこかの歯が悪くなった時に使おう。という考え方がでてきました。広島大学でそのような歯を預かってくれる制度を作りました。ただ、後ろの2つの場合は、「その歯の取り出しがそんなに難しくない」という事が前提になります。狭いところに入っていたり、根っこが骨を抱いているために分割してださなければならないとか、7番の位置や方向が8番をだすのに邪魔をするような場合は、歯を分割してださなければなりません。 このときは保存や移植はできません。 あなたの歯がどのような状態かをよく診てもらい、現在通院している歯科医 師とよくご相談の上、治療方法をお決めください。 早く解決されるように願っています。

山田 恵子 先生からの回答

宮城県
やまだけいこ歯科クリニック
山田 恵子先生
ご相談ありがとうございます。

現在何の症状も無ければ抜く必要は無いと思いますが、かかりつけの先生に 抜歯の理由を伺ってみて下さい。

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