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神経まで虫歯が達したり、根に膿ができた時に痛み止めが効かないのは何故?

KANちゃん様50歳男性
虫歯が神経まで達している場合や、根の先端にができている場合において、痛み止めが効かないのは何故ですか?
詳しく教えていただければと思います。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
痛み止めにはある程度の効果しかありません。
簡単にいうと、炎症を起こしているのはキエン物質と呼ばれる炎症反応を起こす物質が大量に、放出されるわけです。
要は火が燃え上がっているわけです。

痛み止めはその燃えたものに対してバケツ一杯の水をぶっかける効果があるとします。
少々のぼやならバケツ一杯の水で何とか火は消える、痛みは消えます。
ですがもっともっと炎が激しく、家一軒が燃え盛ってしまった、というようなときにバケツ一杯の水では効果がありませんよね。

炎症が激しいとその起炎物質を何とかするために投与した痛み止めは限定的になってしまいます。
もっと強い鎮痛剤になってくると、脳のほうに働きかけ、痛むということそのものの機能を停止させます。
さすがに歯科では出すことができません。
ですから、原因物質を除去することによって鎮静化させることが大切になってくるわけです。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
あまりにも急性期である場合、効きにくいことがあると思います。

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