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2023/05/10

移植した歯の炎症が続き、再生療法を勧められています。

sungmiy様56歳女性
約4年前、右上5番の歯が近所の医院で保険治療での根管治療中破折、穿孔してしまい、大学病院で受診後、MTAセメントで修復して頂きました。
その後は、問題なく経過しておりました。

昨年5月、左上4番が神経がない為、圧力により破折しました。
炎症があり、上顎骨、骨膜炎と考えられますが、抜歯時に担当医師が右上5番を左上4番に即時に移植手術を施行しました。
「この歯もどうせ抜かないといけないから、やってみる価値はあるでしょう」と、骨膜炎で大きく融解された部分に自分の歯を移植すれば新たに骨が作られ、埋まってくる言われ、何もしなければ溶けてしまった部分はそのままであると言われていました。
上手くいけばジルコニアの歯を嵌める予定となりました。

手術中、ドナーの歯はう蝕で割れていた為、使える部分のみ埋め込んだと言われました。
また、その歯は歯周病もあり、骨欠損もあります。
尚且つ、数年前、根尖性歯周炎の治療により破折、穿孔し、MTAセメントで修復して頂いたものです。

現在、1年経過しましたが、膿瘍、腐良肉芽があり、歯肉が酷く腫れ疼痛がずっと続き、外側の歯槽骨、上顎骨は融解の為、全くありません。
慢性に炎症が持続しています。
手術を担当された医師からエムドゲイン、リグロスを使用した再生療法を推奨されていますが、融解が上顎全域に達して更に炎症が持続している移植歯にそのような治療を施した場合、どの様なリスクと効果が得られると考えられますでしょうか。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
リグロスや、MTAなどの薬の効果にばかりとらわれているようですが、大切なのは細菌感染源を取り切れるかどうか、正常な歯根膜がどのくらい残っているのかどうか、生体の免疫力とその細菌の攻撃力のどちらが強いのか、ということが一番の問題であり、どの様な薬剤、効果的な治療を行っても細菌のほうが強ければだめですし、その逆もあります。

1年経過してが出ているようなら、あきらめたほうがいいような気がします。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
最善を尽くすことはいいと思います。
ただ、骨が戻ってこないことも考えられ、その場合抜歯が選択されると思います。

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