永久歯がたくさんない状況のようですね。
乳歯というのは
永久歯と何が一番違うかというと、やはり根っこの長さが全然違います。
なので
矯正治療などで
乳歯に力を加えて動かそうとすると
乳歯の根っこは吸収しおそらく
抜歯となることが予想されます。
では
矯正せずにおいておいたらどうなるかというと、30歳くらいで自然に根っこが吸収し、やはり抜けてくるという転帰を取ることが多いです。
もちろんまれに長期にわたって60歳を超えても
乳歯が残っている方もおられますがその確率は低いと言えるでしょう。
そこで一番考えなくてはいけないのが全体の
咬み合わせの中での
乳歯の位置と
欠損の位置です。
現代の歯科医学で理想とされている治療であれば
矯正と
インプラントを組み合わせて
乳歯はやはり
抜歯をしておくというのが長期的な安定という点ではいいような気がします。
乳歯に力を加えずにそのほかの歯について
矯正できるのであれば
矯正治療後
乳歯が抜けたらその時に
インプラントを考えるということも可能性としては残ると思います。(逆にある程度計画的に
インプラントを使用することによって、
矯正治療のアンカーとして
インプラントを使用することによってより
矯正が楽にできる場合もあり得るのでその診断については
矯正医、
補綴医のしっかりとした協力体制があるところでの総合的な診断が必要だと思います。)
このようなケースは本当にその治療方法が難しいと思います。(正解というのはないと思いますし、、)ドクターによっても治療方針は行けば行っただけ違う方向性を示されるかもしれません。(その可能性のほうが高いです)
じっくりとしっかりとその治療方針について何箇所かで検討してそのうえでどの治療方法を選択するか決めていくことが大切だと思います。
まずは
矯正の診断を受けに何ヵ所かの歯科医院に行かれて、
矯正後にどのようなプランがあるのか、ということを話し合って見てください。
(
矯正専門医であれば
欠損部は
ブリッジで、ということを言われるかもしれませんし、それも選択肢の一つとなることも考えられます。)