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2011/03/15

虫歯の治療後の痛みについて

にゃんぺー様60歳女性
左上の奥から2番目の銀が表面に被っている歯が時々しみたり、痛くなったりするので、治療しました。

銀をとってみると奥の歯との境目が黒くなっており、そこを削って薬を入れてプラスチックでとめて、型をとり、セメントで仮のふたをしました。

麻酔を使ったのですが、削っている時も少し痛かったです。治療後、3時間ぐらいするとすごく痛くなり、薬を飲むと治りました。

その後、2日間ほどは時々ずきっとするぐらいだったのですが、それ以後は鈍い痛みが続いており、薬をのむと治まります。神経の近くまでは削っていないと言われたのですが。冷たいもの、温かいものでもじわっとした痛みがあります。

神経が傷ついてしまったのでしょうか。それが続いたら神経をとらなくてはならないと言われたのですが、そこまで深くなく、あまり痛くもなかったのに治療後に痛みが出て神経までとらなくてはならないなんて治療しなければよかったと後悔しています。

今で1週間ぐらいたつのですが、やはり神経をとったほうがよいのでしょうか。それともよくなる可能性はありますでしょうか。私としては、なるべく神経を残したいと思っているのですが。銀を外すときになかなか外れなくて大変だったので、その時に歯にひびがいき痛みがでるというようなことはありますでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
痛くないのに治療を始めて、治療後に痛みが出だすと、何でおいておかなかったんだろうと考えることはよくあります。

逆に、もう少し早く治療しておけば何とかなたかもしれないということも同じようによくあります。

痛みの経過についても同じことがいえます。

このまま経過を見ていたら数日から数週間で痛みが消えてなくなる場合も考えられますし、逆にだんだん痛くなってきて我慢できない状況になることも考えられます。

その原因として、削ったときの熱や振動による歯髄炎症から、ご指摘のとおりのひびが入ってしまった可能性、またこれもよくあることですが、もともと痛みはなかったが、虫歯が深くまで進行していた、神経が思った以上に長く出ていた、などが考えられます。

直接神経(歯髄)を傷つけていなくても痛む可能性はさまざまありえます。

ただ、いずれにしてもその原因を追究することは困難です。

打開策としては再度の麻酔しての歯髄覆髄処置(前回行ったことですが、再度丁寧に行うと痛みがなくなることも考えられます。)そのときに歯髄が出てきてしまったら、直接その上を覆う処置、(ただし麻酔が切れたら痛む可能性があり、もちろんなんともないこともありえます。)

痛みをとることを優先するのであれば歯髄をとるということになると思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
痛みが続く場合、仮の詰め物を鎮痛効果のあるセメントあるいはある程度の期間詰めておいても大丈夫なセメントにしてしばらく様子をみるのも一つの手段です。

確かに歯に亀裂が入っている可能性も否定できませんが、拡大してみてみることでそれはわかります。

神経ですが、神経をとるのは最後の手段ですので、現段階では、神経をなるべく残す治療をされたほうが良いのではないでしょうか。

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