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2018/04/08

3か月毎に定期健診を受けているが虫歯になり意味がないと感じる

M.W様56歳女性
定期健診を3ヶ月ごと、また状態が良いと半年まであけて健診を受けていました。
昨年末にブリッジのところの虫歯が見つかり、治療とブリッジの作り替えを終え、また3ヶ月後に定期健診をしたところ、深い虫歯ができているとのことで、次回治療となりました。
自覚症状はないのですが、3ヶ月ごとに定期健診を受けている意味がないように思えてきました。
虫歯がもう少し小さい段階での治療ができたのではないかと思うのですが。
前回の健診で虫歯について何も言われなかったですし、次回健診まで様子を見ましょうとも言われなかったですし、3ヶ月の間に虫歯の進行が深くなるものなのでしょうか?
虫歯が小さい段階の治療はされないものなのでしょうか。
大きくなるまで見落とされてたのであれば、転院も考えております。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
むし歯のことでの質問ですね。
この深いとか大きいという表現は非常にあいまいな表現で、どこからどこまでが小さいむし歯か、というのは決まりもありませんし、大きいむし歯といっても神経を取るほどではなかったのであればそれほど大きなむし歯ではなかったということも言えます。
また毎回毎回レントゲンを撮っていたというわけではないと思うので、実際問題むし歯の深さを目で見て判断することには限界があります。
見た目が小さいむし歯は実際に小さければそのままのほうがいいこともありますし、ある程度(これも非常にあいまいですが)の大きさになってきたら詰めたほうがいいですが、その判断は非常に難しいものなんです。
1年に一度とか2年に一度くらいで全体のレントゲンを撮っているのであれば、そのくらいでしかむし歯の進行具合については判断できないことになります。
3か月に一度診てもらっていて、不満があるようなら転院することもいいと思いますが、そうでないようなら今のままでいいと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
ブリッジですので、虫歯が金属に隠れてしまいがちで、また発見しにくいことが多々あります。
ご自身の相性、不信感があるのであれば歯科医院を変えるのもいいと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
定期的に診てもらっていても、レントゲンでの確認が無いと見落とすこともあります。

虫歯の特徴として、咬合面隣接面(隣り合う歯どうしの接触点)からのものはエナメル質の細い結晶構造を穿孔して感染が象牙質に到達します。
特に隣接面からの虫歯は見た目だけでは診断できないものも多いです。
象牙質面に到達した細菌は池に石を投げいれた時にできる波紋のように放射状に拡散しスタート面が広がった状態で虫歯が進行します。
虫歯になった象牙質は軟らかくなり、ある程度大きくなるとその上を覆っているエナメル質を支えきれなくなります。
エナメル質は体の中で最も硬い物質ですが、象牙質の支えがあって存在できています。
下支えが無くなったエナメル質は力が加わると結晶構造に沿って崩れ落ちることになります。
その結果、突然大きな穴が発現し、なぜ気が付かなかったのかという事態になります。

最低でも1年に1度のレントゲン検査は必要かもしれません。

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