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2018/02/13
小児歯科 治療疑問

詰め物をする治療で唾液が入り化膿することはありますか？

薫様44歳女性
4才の子供の奥歯の虫歯治療をしました。
約1カ月後に歯肉が痛いと言い出したので受診しました。
はじめは熱いものを食べた火傷の後ですと言われました。
その後も痛がりフィステルができていたので翌日再度受診しました。
今度は虫歯治療の時に唾液が入ったからこうなりました、と言われ抗生物質と痛み止をもらいました。

本当に虫歯を治療で詰め物をする際に唾液が入ったことにより化膿することはありますか？
虫歯の取り残しではないのかと疑っています。

2週間後の予約になりました。そんなに間をあけて大丈夫でしょうか？
今後根管治療をしなければならないのですが、気をつけたほうがいい点がありましたらアドバイスお願いします。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
乳歯の場合完全にむし歯を取り切るとその時点で神経に達することが多いので、わざとむし歯を残すことがあります。
再石灰化を期待してのことです。
でも不幸なことにむし歯の進行が再石灰化よりも早ければ、むし歯が進行して神経にまで達してしまうこともあります。
今回はそういう状態になったのだと思われます。
2週間あけるのが大丈夫かどうかはわかりませんが、心配ならほかの歯科医院で早めに診てもらえるところを探しましょう。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
虫歯の取り残しの可能性もありますが、唾液でも十分に可能性があります。
口の中はバイキンの巣窟です。

船津　三四郎　先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津　三四郎先生
薫 様、初めまして。
お子様の虫歯の進行でご不安の事と拝察申し上げます。

一般的に乳歯の虫歯は、永久歯に比較致しますと進行が早く、自覚症状が少ない特徴を持ちます。

お尋ねのケースですが、現症と致しましては、
むし歯⇒歯髄炎⇒歯髄壊死⇒歯髄壊疽⇒フィステル形成
の過程を進んでいるものと思われます。

乳歯の虫歯は、見かけ以上に内部で進行している場合が多々有り上記のパターンは、日常臨床でよく遭遇いたします。
また、唾液には口腔内細菌が多数含まれており、感染の危険性も有ります。
小児は、唾液に分泌が超多いので、乳歯の治療は唾液との格闘と言っても過言では有りません。
根管治療に通われて下さいね。

酒井　信　先生からの回答

酒井　信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井　信先生
遠因にはなるかもしれません。
樹脂を詰める際、唾液が入れば歯と樹脂はくっつきませんからそのまま虫歯が進行して、場合によっては歯髄が壊死してしまう可能性もあるかもしれません。
フィステルができたなら、根管治療が必要になりますね。
特に患者サイドで気を付けなければいけないことは無いと思います。

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