歯のお悩み相談詳細

ご相談

子供がつまづいて前歯が根元から脱離してしまいました。

あずき様47歳女性
ただいま小1の息子の治療と今後の歯についてご相談をさせていただきます。
12月中旬に学校でつまずき前歯1本が完全に根元から脱離、もう1本がグラグラの状態で歯科大を受診しました。
脱離した歯は歯牙保存液にいれていましたが、とてもきれいな状態だったため、学校の先生が水道などできれいに洗ってから保存液にいれたのかな?と不安でしたが確認はしてません。
歯科大では抜けた歯を再び戻し、固定してもらいました。
前歯は歯磨きをしないでくださいと言われていたのでその歯以外の歯磨きと口をゆすぐくらいです。
約1ヶ月がだった頃、たまたま歯茎のところを見ると抜けた歯の歯茎がポコっと腫れていたため再び歯科大を受診。
レントゲンをとり神経が死んでいるので歯の成長は見込めませんと言われました。
抗生剤にて様子を見るとのこと。
1週間後にワイヤーをはずすのでその時にまた診てもらうかと思います。
まず不安なのが今後の治療についてです。
歯の移植手術で大変怖い思いをしているのでポコっと腫れているところはどのような治療になりますか?
治療をすることでまた歯がぐらつかないか?
息子は痛みがないと言ってます。
その治療は(切開の場合)痛みのあるものか?麻酔がとても辛かったようでとても怖がってます。
神経を取る時はどのようなものになるのか?
痛みのある処置はあるのか?
そして神経をとった歯はどのようなになっていくのでしょうか?
黒くなったり、もろくなったり抜けたり…。
もしも前歯を失ってしまった場合はどのような方法があるのでしょうか?
先生にお話を伺った時に、ブリッジも負担がかかるのでお勧めできないとのお話がありどういう手段があるのかとても不安です。
歯の成長が止まる年齢まで歯のない状態で過ごさなくてはいけないのでしょうか?
毎日とても不安で相談できずに悩んでました。
ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
前歯が抜けてしまったんですね。
歯茎が腫れてしまったということはその中の神経がすでに死んでしまっている状態が想定されます。
歯の裏から穴をあけても痛みも感じませんし、それで中を消毒していきます。
根っこが完成しないということを成長が望めないというように言ったのだと思います。
ただ今後この歯がどうなっていくのかは様々なパターンが考えられるので今のところ何とも言えません。
何とかこのまま根っこの治療だけで黒ずむこともなく、大人までしっかり持つという可能性ももちろんあります。
ただだんだんと根っこのほうから吸収していき骨に置き換わって自然に抜けてしまうということも考えられます。
(数年かけてなので今すぐというわけではありません。)
痛みに関してはそれほど感じることはないと思いますし、それほど心配しなくてもちゃんと処置をしてくれると思います。
抜けてしまった場合には入れ歯やブリッジインプラントですが、年齢が大人になってからインプラントは考えたほうがいいと思うので今のうちにできるだけ歯を残そうと頑張ると思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
前の歯ですが、根が完成していたのかどうかにもよります。
未完成の根であれば生着して保存できることも報告されています。
一度抜けてしまった歯ですが、神経が断裂、死んでしまうことがほとんどです。
この場合、歯の裏を削り根の治療が必要になります。
この場合、麻酔の必要はありません。
お話からすると、重要な歯根膜がまだ生存しているように思えますので、根の治療をして腫れが引けば、生着するとも考えられます。
3週間程度固定して、後は通常の生活となると思います。
固定したままですと、歯が癒着脱落の経過をたどることがありますので、ある程度元に戻ったと思われたら、固定は外すことが懸命です。

まれに、生体が抜けた歯を異物と認識してしまった場合、この時は残念ながら脱落の経過を辿ります。
その場合ですが、成人近くなってから、インプラントブリッジ等で対応可能になります。
また、歯がない時期のご心配ですが、仮の歯を両隣の歯に接着して対応も可能になると思いますので、ご心配の必要はないと思います。
その他方法もあるやに思いますので主治医に相談することが重要です。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
あずき 様、初めまして。
お子様の予期せぬ外傷でご不安の事と拝察申し上げます。

実際にお子様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、
一般的に脱臼歯の再植歯術の成否を決める要因には

1.負傷から再植に至る時間
2.歯根膜の保存
 歯根を丁寧にこすって洗ったりしない
3.感染
4.歯の発育度

等が関与します。

神経が死にますと変色、歯根吸収、腫れ等が発症する場合が有ります。
変色には、2種類有ります。
1.再植初期に出る変色
2.再植後一定期間過ぎてから出る変色

ただし、お子様の場合は、歯の成長の途中ですので、初期の変色が出ても、あわてて神経を取ってはいけません。
2,3か月後に回復する場合が有ります。
歯髄診断器による確認が必要です。

その部位で、絶対食事をしない様にして、経過観察です。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
神経が壊死してしまったのかもしれません。
根の中の治療になりますが、神経は死んでしまっていますので、歯を削る時も痛みはありません。
腫れた部分を切開してを出すときは少し麻酔するかもしれませんが、ほんの少しでさほど痛まないはずです。

神経をとった歯となってしまいますが、裏側から穴を開けるだけですので弱くなるという心配はあまりする必要はないでしょう。
根の治療をして歯がぐらつくことは無いでしょう。
根の治療が終わった後は裏側に樹脂を詰めて終わると思います。
歯は徐々に不透明感のある色合いになるかもしれません。
再植歯ですので、ネットで調べればいろいろ書かれているかもしれませんが、それら全てを心配しても仕方ありません。
根の治療が終われば、当分はしっかりお口の中に存在するはずです。

歯科医院を探す

全国約68,000件の登録歯科医院より、お住まいの地域や治療内容にあった歯科医院を検索できます。

小児歯科に関するお悩み相談

お口の悩みを歯科医師に相談する

ログイン 歯の悩みを相談 歯科医院を検索