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ブリッジの耐用年数が8〜10年と聞いたがそれ以降はどうなる?

正樹様50歳男性
抜歯を勧められました。
右上の奥から2番目の歯です。

抜歯後はブリッジが一般的のようなですが耐用年数が8〜10年と聞いて驚きました。
では10年後はどうなるのでしょうか。
3本並んで入れ歯でしょうか?
これでは前後の歯は”削られ損”ではないかと思います。
わざわざ健康な歯を犠牲にする意味が分かりません。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
前後の歯を削るのが嫌なんですね。
今回歯を抜かないといけないとなった状況は変えようがないので、歯が無くなった時にできることを考えてみましょう。

できることはブリッジ、入れ歯、インプラント、放置という処置方法が考えられます。

放置すると見た目も悪いし歯並びにも影響をしてきて隣の歯にも問題が起きて、早期に歯が抜けてくるというような可能性が出てくるのでできれば避けたほうがいいでしょう。

ではブリッジは、というとそれこそ前後の歯を削らないといけません。

なので考えられる方法は入れ歯かインプラントということになります。
もちろんそのどちらにもそれぞれデメリットもあります。

今回歯を抜くということになったことに対して何かしらを妥協もしくはデメリットを受け入れなければ、どの選択肢でも問題が出てくるということはお分かりいただけると思います。


> わざわざ健康な歯を犠牲にする意味が分かりません。

見た目や咬合の回復というメリットがあり、保険で認められており、入れ歯に比べて違和感などが少ないというメリットもあります。
よく考えて治療方法を選択していきましょう。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
歯科治療における、欠損に対する対応の仕方の一つとしてブリッジという方法があります。
歯を失ったまま放置しておくと、咬合の崩壊が起こりますので、何らかの方法で対処しなければいけないことになります。
・無くなった歯の前後の歯に爪を架けて装着する取外し式の部分入れ歯の方法
・両隣の歯を土台として削って被せて3本分連結する固定式ブリッジ
・無くなった歯の部分の骨に歯の代わりになるものを埋め込みそれに被せ物をするインプラントという方法
以上3つの対応の仕方があります。
どの方法を選択するかは最終的にご本人が決定すればよいと思います。

ブリッジの寿命を8〜10年と決めつけて、それ以後は3本ともダメになると思いこんでいるようですがそのようなことはありません。

何を持って寿命というかですが、被せた歯ののつなぎ目に新たな齲蝕を作り放置すれば悪化すると予想される状態が観察されればやり直しをしなければいけません。
これも、寿命です。
また、削った歯にを被せる時、歯科用セメント合着するわけですが、毎日毎日咬合による圧力がかかることで、セメントの崩壊・溶解がおこることもあり、外れかかることもあります。
そうなれば、放置しておくと内部で齲蝕が進みますので、外して作り直す必要が出てきます。
これも寿命ということになります。
勿論8〜10年と言わずもっと長期に安定しているケースもあります。
口腔内という環境の中で、一度作ったものがすべて一生もてばよいのですが、なかなかそうもいきません。
定期的な管理のものと、重大な結果にならないように早めの処置をすることで、ブリッジも必要があればやり直すことで長期的に同じような状況を作っていくことができれば、充分意味のあることだと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
何もしなければのお話かと思います。
メンテナンスをして長く持たせる努力が必要です。
ブリッジが嫌なのであれば、インプラントが選択肢になります。
どちらもメンテナンスが必要です。

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