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仮歯のまま2年間放置した歯の今後の治療について教えてください

こまりんぼ様58歳男性
初めまして。
前歯の治療について質問します。

前歯の神経の無い歯が2年前に根本から折れてしまい、仮歯を入れて治して貰いました。
その後、埋め込み式の義歯を入れてもらう予定でしたが、引っ越しや転職などで仮歯のまま2年以上放置してしまいました。

今、別の歯医者さんへ通っているのですが「酷い虫歯でべコべコです。抜歯して両側をブリッジにして治すしか無いですね。」と言われました。
仮歯のまま上手く治せないかと相談したところ「そういう事も出来ますけど、仮歯が取れた場合は再利用出来ないので、その都度5000円頂きますが宜しいですか?あと、すぐに取れる可能性もありますけど」と言われました。
折れた前歯というのは斜めに生えていて幅が狭く、普通の仮歯は入らないサイズです。
その歯の左右の前歯は、全く問題ありません。

2年前に仮歯を入れて貰った時は先生が削ってはめ込みながら即席で作った仮歯ですが、見た目も凄く綺麗で全然取れず頑丈です。
その時の料金は折れた歯の整形(根元に入念に詰め物をして貰いました)も含めて3500円程度でした。

接着性ブリッジという方法もあると聞き相談すると「接着性ブリッジも両側の歯を全く削らない訳ではなくエナメル質をかなり削ります。また保険適用外なので、両側2本の処置も含め21万円(1本につき7万円掛かるそうです)は掛かりますし、かなりアクロバティックな処置ですから、すぐに取れてしまう可能性もあります」と、言われました。
本当なのでしょうか?

接着性ブリッジも両側の歯をかなり削ってしまうという事ですので私の希望は仮歯で持たせたいという感じです。
仮歯で2年持つならば全然OKで、取れたらまたくっつけて貰えば良いと思っていたのですが、その都度5000円掛かる&すぐとれる可能性もあるという事で、今ちょっと躊躇しています。

質問したい事は
・抜歯後、どのぐらいで仮歯を付けるのか?
・接着性ブリッジは保険適用外なのか?
・仮歯のまま、ある程度綺麗に治す事は出来ないのか?
・仮歯はすぐに取れてしまうのか?
・作り直す場合、仮歯の料金は?
・仮歯は再利用出来ないのか?
です。

どうぞ宜しくお願い致します。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
〇抜歯後、どのぐらいで仮歯を付けるのか?

前の歯ですので、できれば抜歯した日に仮の歯を入れてもらったほうがいいと思います。


○接着性ブリッジは保険適用外なのか?

できたような気もしますが、適応症があると思います。


〇仮歯のまま、ある程度綺麗に治す事は出来ないのか?

出来ると思いますが、あくまで仮の歯です。
  

〇仮歯はすぐに取れてしまうのか?

すぐ取れるというより、仮付けの歯ですので、長期間そのままですと歯がダメになることが多いと思います。
セメントも溶けやすく、材質も吸水性がありますので、あまりおすすめしません。


〇作り直す場合、仮歯の料金は?

その先の治療がなんなのかによります。
本格治療をしないのであれば、やはり自費になる可能性があると思います。


○仮歯は再利用出来ないのか?

できないことはありませんが、前述したように吸水した材料は接着しにくくなります。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
前歯の治療での相談ですね。

まず初めに仮歯で2年持ったということは、2年間弱い接着剤で虫歯が中でどんどん進行した状態であったということです。
そしてレントゲンなどで確認をしたらすでに抜歯をしないといけないくらいに進行しているということがわかった、という状態だと思います。
付け加えるならその仮歯は型取りなどをしていない状況であったのであれば、全くのボランティアでの製作でお金は払っていない状況だと思います。
保険では仮歯は最近点数が付きましたがそれでも300円、患者さんが払う金額は3割負担で90円です。
実際にはもしそれを技工士さんに出すと1500円以上はしますから、それだけ多くの迷惑がすでに掛かっているという状況であるということをまず認識されたほうがいいでしょう。


> ・抜歯後、どのぐらいで仮歯を付けるのか?

すぐにでも作れる場合には作ります。
ただそれも、その後にブリッジをするなどの保険診療を行うという前提で無償で作るものであり(型取りをするまでは300円すらもらえません。)、作る作らないは歯科医師の判断です。


> ・接着性ブリッジは保険適用外なのか?

保険でもできる場合もありますが、保険ではしないという方針の歯科医院では保険外になると思います。
適応症かどうかという判断は歯科医師の裁量権の範疇です。
上下の歯のかみ合わせがきついなどの悪条件であれば、その処置をしないという判断をした歯科医師に無理矢理やらせることはできません。


> ・仮歯のまま、ある程度綺麗に治す事は出来ないのか?

すでに2年も仮歯の状態であればその根っこがボロボロになっていることが想像できます。
難しいでしょう。


> ・仮歯はすぐに取れてしまうのか?

すでにボロボロの状態の根っこに何を付けてもすぐに取れるということはお分かりいただけると思います。
最初は硬くてしっかりしていた木に釘を刺していたら2年持ったが、木のほうが腐ってボロボロになった、釘は錆びてないしきれいだからもう一度同じように刺して同じだけ持たせてほしい、といっているのと同じです。
そして最初のいい条件で2年しか持たなかったのであれば、再度のやり直しだと2,3か月持てばいいほうでしょう。


> ・作り直す場合、仮歯の料金は?

仮歯前提なら保険外になるので5000円ほどは妥当な金額だと思います。


> ・仮歯は再利用出来ないのか?

難しいでしょう。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
抜歯後の処置についてですが、本来は1月ほど放置しておいた方が良いと思います。
その間の生理的な刺激が抜歯窩の治癒の安定に必要と思うからです。
人工歯などを両側の歯に早期に付けて見た目を回復することは可能ですが、抜歯した部分の歯肉が治ったように見えても内部の骨の安定が得られていません。
治癒のスピードが極度に落ちるようになります。
ブリッジを作る時は、欠損した歯(ダミー)は歯肉にぴったりとつけて、ものが挟まったりしないように設計しますが、骨が安定していないと早期に歯肉が退縮しダミーと歯肉の間に隙間ができてしまいますので、最終的な型取りまで時間を置いたほうが良いと思います。

接着性ブリッジについては、材料によっては健康保険で対応できます。

条件さえよければ、仮歯で綺麗に治すことは可能です。
しかし、基本的に、仮歯のままで治療を終了するという考え方は健康保険にはありません。
前の先生もその後の治療を計画し、その準備のための処置として仮歯を入れただけで、仮歯の料金が3500円だったわけでは無いと思います。
仮歯はあくまで仮に着けておくものですからセメントも外せるものを使用します。
長期に放置しておくとセメントが溶けて、細菌が侵入し、2年前には硬かった象牙質も柔らかくなり土台を支えることができなくなっているのではないかと予想されます。
柔らかい壁は本来全部削り落とさなければいけない部分ですが、削り落とすと、歯の壁が破れてしまうのかもしれません。
ある程度妥協して残した場合、軟らかい壁にセメントを付けても、多分短期間に取れてしまうことは予想がつきます。

仮歯から仮歯で過ごしていくという考え方が健康保険に無いとお話ししたということは、その処置は保険外の処置ということになります。
統一の料金はありません。

再利用については、条件が良ければ可能でしょうが、難しいかもしれません。

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