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ブリッジと入れ歯はどちらが虫歯になりにくく歯に負担が少ない?

サバ缶様54歳男性
この度はお世話になります。
今回、5番6番(欠損)7番でブリッジをしていましたが今回7番に問題があり大きく削りセメントで埋めていただきました。
その後、入れ歯にするかブリッジにするか悩んでいます。
歯科医いわく5番7番がすでに抜髄済みで被せ物をしている場合はブリッジにするのが一般的との事でした。
しかし「ブリッジ歯間ブラシフロスを使っても清掃できない部分が生じ虫歯になり易く発見しづらい」とも聞きました。

そこで質問が3つあります。
1点目、以下の事を重要視した場合入れ歯とブリッジどちらが良いのでしょうか?
ちなみにインプラントは経済的に無理なので全く選択肢に入れていません。
1、虫歯になりにくい方
2、支台の歯の負担が少なく割れにくい方
3、支台の歯の寿命が長い方

2点目、6番7番がすでに抜髄済みの人でも入れ歯にする人はいるのでしょうか?

3点目、ブリッジより入れ歯の方が着脱できる分、歯に直接歯ブラシを当てられるのできれいに保てて虫歯になりにくいと思っていますが間違いなのでしょうか?

ネットでは、ブリッジの方が支台の歯に負担を大きくかけるため割れやすいとか、その逆で入れ歯の方が負担をかけるとかで錯綜しており「歯科医がブリッジを勧めるのは保険点数が良く儲かるからだ」との書き込みも見ました。

大変混乱して悩んでおります。
どうぞよろしくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 1、虫歯になりにくい方

入れ歯と入れ歯のかかる歯がきれいに清掃できるのであれば、入れ歯のほうがむし歯にはなりにくいと思いますが、清掃が不十分であれば複雑な形態の入れ歯のほうが、よりむし歯になりやすくなります。
ブリッジがたとえば4、5年もつという状況なら入れ歯なら1年から8年ような感じでその幅が広いと思われます。


> 2、支台の歯の負担が少なく割れにくい方

入れ歯のほうが負担は少ないと思います。


> 3、支台の歯の寿命が長い方

1番の答えとダブります。
状況次第だと思います。


> 2点目、6番7番がすでに抜髄済みの人でも入れ歯にする人はいるのでしょうか?

少ないですがおられます。


> 3点目、ブリッジより入れ歯の方が着脱できる分、歯に直接歯ブラシを当てられるのできれいに保てて虫歯になりにくいと思っていますが間違いなのでしょうか?

それはその通りです。
ただブリッジは金属なのでササッとブラッシングすればプラークが落ちやすいですが、入れ歯はプラークがプラスチックにねっとりと付くので除去はしにくくなります。


> ネットでは、ブリッジの方が支台の歯に負担を大きくかけるため割れやすいとか、その逆で入れ歯の方が負担をかけるとかで錯綜しており「歯科医がブリッジを勧めるのは保険点数が良く儲かるからだ」との書き込みも見ました。


歯にかかる負担という点で行くと実は何とも言えない部分があります。
ブリッジのように2本の歯をしっかりつなぐことによって強固に動かなく出来る分、負担を全体でとらえ軽減できるという面もありますし、歯茎でも噛む力を分散できるという点で入れ歯のほうが力をたくさん支えられるという面もあります。
ただ横の力にはめっぽう弱いということになります。
保険点数が高いのは確かにブリッジでしょう。
ただ入れ歯のほうが劣化が早く、再製を繰り返すのであれば逆に点数でも入れ歯のほうが高くなってしまうということもあります。
長い目で見ればそんなには変わらないかもしれません。
ブリッジを進めるのはやはり噛みやすさ、違和感のなさというのが優れているからだと思います。

費用は余計に掛かるかもしれませんが、入れ歯をひとまず入れておいて、数年先でもう一度入れ歯を作り直すか、それともブリッジにするかというように考えるということも手段の一つとしてはあり得ます。
(先にブリッジをしてしまうと、支台歯がダメにならない限りブリッジが使えるので、そのあと入れ歯にできるかどうかは不明です。)

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 1、虫歯になりにくい方

どちらかといえばブリッジの方かと思いますが、義歯もきちんと外さなければ、リスクは同じです。


> 2、支台の歯の負担が少なく割れにくい方

設計的には義歯かと思います。


> 3、支台の歯の寿命が長い方

有意差はないと思いますが、メンテナンス次第かと思います。


> 2点目、6番7番がすでに抜髄済みの人でも入れ歯にする人はいるのでしょうか?

います。


> 3点目、ブリッジより入れ歯の方が着脱できる分、歯に直接歯ブラシを当てられるのできれいに保てて虫歯になりにくいと思っていますが間違いなのでしょうか?
> ネットでは、ブリッジの方が支台の歯に負担を大きくかけるため割れやすいとか、その逆で入れ歯の方が負担をかけるとかで錯綜しており「歯科医がブリッジを勧めるのは保険点数が良く儲かるからだ」との書き込みも見ました。


あくまでもきちんと使用した場合かと思います。
儲かる、儲からないは関係なく、ご自身の希望が優先かと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
サバ缶 様、初めまして。
ブリッジか、義歯かお迷いの事と拝察申し上げます。

> 1、虫歯になりにくい方

歯科医師、技工士共に腕の良い医療機関で丁寧に製作されたブリッジであって、患者様がきちんと正しい歯磨きと正しい食生活をされていれば、歯を全部被覆しているブリッジ虫歯になりにくいです。


> 2、支台の歯の負担が少なく割れにくい方

両方とも歯に負担がかかりますが、割れにくいのは義歯の方です。


> 3、支台の歯の寿命が長い方
  
これは、回答が難しいです。
義歯は、鈎歯(支台歯)を揺さぶる力が発生しますので、設計が悪いと寿命に関与します。

歯磨きがきちんと出来て、口腔衛生に関心が高い方であれば義歯でもOKですが、ブリッジに比較して、違和感があり、咀嚼能力は少し落ちます。

費用がかかりますが、骨の条件が良ければ、長い目で見れば、インプラントが1番お得です。

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