> そこでお伺いしたいのは、14時間装着しなければ、
床矯正できないのか。
矯正は歯に弱い力だけれども、長時間力を加え続けることによって歯を動かすことができるという反応を利用したものです。
本格的な矯正であれば装置を入れっぱなしにするので当然24時間力を加え続けることができていますが、
床矯正ではそれが出し入れできるので、入れ続けるということがその成否を左右します。
その時間が最低でも14時間ということなのだと思います。
(すいませんが、私も
床矯正に関してはあまり詳しくなく、どういう基準なのかまではよく知りません。ただ24時間に近ければ近いほどいいということはわかります。)
> また、
床矯正で
歯科衛生士がみて、医師はたまにしかでてこないのは普通なのか、ということです。
これは歯科医院によって変わってくることかとは思いますが、
歯科衛生士も国家資格を持った医療従事者なので、問題があるとは思えません。
審査診断をドクターが行い、実際に処置をするのは看護士、
歯科衛生士ということは通常行われていることです。
病院に定期的にいっている人でも、毎回お医者さんではなくて看護士さんが対応することはよくあることだと思います。
床矯正は簡単にはめるだけで矯正ができて、しかも費用が安いということで、いい面は非常に多くあります。
ただそれは、それに適した適応範囲というものがあります。
その適応範囲は意外と狭いです。
床矯正で治せるのは
抜歯をしないでも治るくらいの
叢生、いわゆる程度の軽い乱杭歯と呼ばれるものであり、それ以外の出っ歯や
受け口などには不向きであったりしますし、きっちりと装置を付けることができるとか、
口腔内の衛生状態が悪くないといった条件もいろいろ関係してきます。
今回のことで実際に矯正を始めてみたけれども、うまくすればその適応ではあったかもしれないけれども、現実ではそうではなかったということなのかなと思います。
(こういうトラブルが想定できるので当院では
床矯正は行っていません。)