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ご相談

延長ブリッジは歯の負担になるので取るよう言われました。

shin様67歳男性
おはようございます。55歳男性です。

以前、上の歯を抜歯した後、対面の下の歯が伸びるのを防止するために延長ブリッジを取り付けました。

この前、別の歯科にかかったところ噛むときに延長ブリッジを取り付けた歯の負担になるので、最近ではこういう治療はしない、延長ブリッジは取った方がいいと言われました。

現在は特に痛みもないし、負担も感じられないので、そのままにしておきたいのですが、やはり取った方がよいのでしょうか?
もし取ったとしたら下の歯は伸びてくるのでしょうか?
伸びてくるとしたらどのような対処の仕方があるのでしょうか?

よろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
延長ブリッジはその支えとなる一番奥の歯に非常に大きな負担がかかり、10年も持たずにだめになる確率が高いです。
そしてだめになって歯が抜歯になった場合、選択肢として入れ歯、もしくはインプラントにしかできないということになります。

では、後ろを延ばさずに下の歯が伸びてきた場合にはどうでしょう。
下の歯がどんどん伸びてきて変な風に上の歯とあたると、最終的には抜く必要が出てくるかもしれません。
たとえば10年で抜歯となった場合、上下とも一番奥の歯がない状態になります。(10年で抜歯になることは考えにくく、もっと先の話にはなると思いますが、)
この場合、一番奥がなくても短縮歯列と言って、入れ歯を入れなくても一応その状態をキープすることはまだ可能です。(かみ合わせ的には安定していますよね。)
延長ブリッジをするかしないかは、将来的に上の歯を犠牲にするのか下の歯を犠牲にするのかという選択肢ということになり、歯科医師によっても考え方でどちらのほうがいいと結論が出ているわけではありません。
ただ、僕個人としては延長ブリッジはまず選択することはありません。
どうしても上の歯が出てくることを防止するということであれば、インプラントという手段も保険外ではありますが、できるようになってきています。
今は選択肢がたくさんある時代となってきたので、延長ブリッジを推奨する先生は少なくなってきているのかもしれません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
延長ブリッジがよくないのは、いわゆる片持ちだからです。
川に架かる橋も片持ちではないことからもお分かりになると思います。
しかしながら、現在、何の問題も起きていないのであれば、特に取る必要はないかと考えます。
ただ、定期的な検診は欠かさないようにお願いします。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
shin 様、初めまして。
延長ブリッジの処遇で、困惑されておられる事と拝察申し上げます。
実際に shin 様の口腔内やレントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、一般的に延長ブリッジに関しましては以下の様な注意が必要です。

1.支台歯(被せている歯)に負担がかかる
2.故に延長部での咀嚼は控えめに
3.延長部が対合歯(下の歯)の挺出を押さえる
4.延長部をはずすと、対合歯挺出してくる
5.対合歯挺出してきたら、対合歯咬合調整が必要

このまま経過をみる場合は、上記の2番に御留意下さい。

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