> (1)6番の
ソケットリフトは2mmが限界なのでしょうか?
限界というわけではありませんが、上げる量が多くなればなるほど
上顎洞の粘膜に穴が開くリスクは高まると思います。
サイナスリフトを考えれば15mmの
インプラントでも可能でしょう。
ただ侵襲はより大きくなります。
> できれば10mmの
インプラントを埋入し、連結ではなく、単冠にして清掃性を高めたいです。
最近では6mmあれば十分という考えもあるため、最近は長いものを入れることはやや少なくなってきていると思います。
長くすればするほど、リスクは高まると思います。
お書きになっていませんが、
インプラントはその直径も考えなくてはいけないです。
太目で6mmの
インプラントならそれで十分ということも言えると思います。
> (2)連結
冠では
セメント固定方式が一般的なのでしょうか?
そういうわけではありません。
一長一短あり、どちらが多いということもなかなか言いにくいです。
というのが、昔は
セメント固定が主流でしたが、スクリューの利点が言われだし、どちらかというと最近はスクリューが多いかもしれません。
ただその場合、
アバットメントをマルチというものにしたりと、その技法も様々あり、適材適所としか言えないです。
>
セメントから
インプラント歯周炎になる可能性があると聞き、連結冠の清掃性の悪さと相まって非常に心配です。
連結冠だと清掃性が悪く、単冠なら清掃性がいいというわけでもありません。
天然歯だと歯の高さが無いためにややそういう傾向にあると思いますが、そこまでこだわらなくてもいいと思います。
セメントかスクリューかについてはそれぞれ一長一短あるので、その先生の好みの問題になります。
> 日本で治療を受けたとしてもこのような希望は難しいでしょうか?
お書きになっているようにする先生も探せばいると思いますが、治療のパターンはそれこそこの場合何十通りも考えられるわけで、それぞれの先生がそれぞれのポリシーをもって治療を行っているわけで、ぴったりと合った先生を探すということはなかなか難しいと思います。