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ご相談

2012/04/23

矯正で隙間を作った後に先天性欠如が分かり治療が中断されました

awagame様52歳女性
現在4年生になる娘のことで相談させて下さい。

上の一番目の前歯は左右とも永久歯になっているのですが、2番目の歯が2年以上前に抜けたにも関わらずなかなか生えてきませんでした。

しかも、2番目の歯の生えるスペースもほどんど空いてなかったため、生えてくる前にスペースを作った方が良いと言われ、床矯正を1年前に始めることになりました。

治療を続けて、スペースも徐々に出来てきましたが、一か月ほど前に突然「先天的に2番目の永久歯が左右ともない可能性がある」と言われました。

そして、月に一度診療に来られる矯正の専門の先生に診て頂くことになり、そこで初めて全体のレントゲンを撮ってもらい、やはり歯の数が足りないことがわかりました。

矯正の先生には、「今すぐに器具を外した方が良い」と言われ、今出来る治療は何もないことを聞かされました。

永久歯が生え揃ってから、下の歯を抜いて本数を揃えるのが良いとのことでした。

娘のためにと、一年間通院して治療費も払ってきましたが、結局歯並びを良くするどころか、作る必要のない隙間を作ってしまい情けない気持ちでいっぱいです。

通常は矯正を始める前に全体のレントゲンは撮らないものなのでしょうか?

最初に撮ってもらえれば・・・・と思うとやりきれません。

歯の異常が見付からなければ、矯正の専門の先生に診てもらうこともなかったようなので、その点でも疑問が残ります。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
通常は、床矯正といえどもレントゲンを撮影してから矯正を始めるのが基本だと思いますが、確認不足だったようですね。

ただ、もしもともと2番目の歯が生えるスペースがないという状況だったとしたら、顎の骨そのものが非常に狭く、もともと矯正が必要であった可能性が非常に高いということが想像できます。

そのうえで2番目の歯が欠損してしまっているということであれば、通常4番目の歯を抜歯してスペースを作るところを、もともと2番目の歯がないのでそのスペースを使って矯正することを考えると思います。

矯正をすることを前提で考えると、上の顎を拡大しておくことはメリットとなりますが、デメリットとなることは特になかった可能性も否定できません。

この辺りは実際に見てもいないので、判断が難しいところです。

今一番大切なことは将来のお子さんの歯並びがどうなるのが一番よいのかということを考えることです。

矯正の専門医もおられるようなので、よく話をしてどうするのが一番か考えてください。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
通常はレントゲンを撮影することが多いと思います。

稀に先天的に欠如していることがあります。

あながち隙間を作ることが間違っているとは、思いません。

正常な発育をすれば、歯並び的に必然的にスペースが必要になります。

骨格的に異常があるのであればですが。

この先はまず、虫歯を作らないように経過を追うことが大事ではないかと思います。

将来、その隙間にインプラントなどの処置ができれば、本来あるべき顔貌にもなる可能性も残されているはずです。

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