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2021/09/22

歯茎から出血しても歯磨きを止めてはいけないのでしょうか?

塩大福様54歳女性
よろしくお願いいたします。
私は膠原病患者です。
だからコロナ感染が怖くて、半年間歯科に行けませんでした。
ワクチンも済ませ2週間経ったので、着色汚れもあるし検診も兼ねて歯科へ行きました。
これを機に思い切って、今の家がある近くの歯科に通うことにしました。
虫歯が11か所ありました。
私は虫歯は痛いものかと思っていました。
確かに痛かったですが「痛い」より「しみる」という方が的確な表現だったし、年齢の問題もあり知覚過敏だと思い込んでいました。
歯科衛生士さんに歯磨き指導して頂きました。
前歯を磨くように指導されたとき、歯科衛生士さんが私の歯を磨きました。
前歯の歯茎が出血しました。
「出血しても止めてはいけないんです」と言われ磨き続けられました。
話は少し横道に逸れますが、私は多科に受診している経験から「〇〇病院では〇〇って言っておられましたよ」って言うのは地雷を踏んでしまいそうなので黙りましたが、以前通っていた歯科医では「きつく磨き過ぎだから着色汚れしやすいんだよ」と言われていたのです。
だけど磨かないと、膠原病に関し悪影響を及ぼさないか不安で、ずっともやもやしていました。
たぶん最適解は「適度に」だと思うのですが「出血しても止めてはいけないんです」という歯科衛生士さんのアドバイスについて先生のご見解をお伺いしたいです。
決して文句を言っているわけではなく気軽にセカンドオピニオンしてる感覚でお伺いしているので、忌憚ないご意見をお伺いしたいと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
厳密に言うならば、出血させないように磨くことが一番です。
出血しているということは、血管に傷がついていることですので、その傷から、細菌が血管内に侵入することが想定されます。
血管内に入った細菌の多くは免疫により攻撃され問題ないと言われますが、歯周病が心臓病・高血圧・糖尿病その他全身に影響を及ぼす疾患であることはエビデンスのあることと捉えられています。
異物が血管内に入ることはやはり問題があるでしょう。
しかし、ある程度炎症を起こし出血しやすい状態になっている歯肉を出血しないように磨くのは、軟らかいブラシを使用しなくてはなりませんし、目的のプラークを除去するためにはかなりの時間を割いてブラッシングしなければいけないことになります。
現実的でないことになります。
我慢して磨いて歯肉に傷が付けば、その後痛みで磨けなくなりますので、出血してもご自分で痛みを感じない程度の圧力で磨くというのが目安だと思っています。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
歯茎の炎症があってブラッシング時に出血するということなら、ブラッシングをやめてはいけないということは正しいと思います。
きつく磨きすぎているから磨けているかというと、そういうわけではないことも結構あります。
毛の当たっているところは磨けますが、毛の当たっていないところは全く当たっていないということもあるからです。
「きつく磨き過ぎだから着色汚れしやすいんだよ」 というのもちょっと意味がよくわかりません。

衛生士さんが実際に磨いて出血するということは、やはりブラシの当たっていない歯茎があるのかなとは思います。
(歯と歯の間など。)

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
基本的に、出血するということは歯周病が現在進行形の疑いがあるのと、歯周病の原因である汚れが存在するということかと思います。
ですので、基本に忠実な磨き方、力加減で磨くことが重要です。

池村 光代 先生からの回答

池村 光代
東京都
京橋歯科医院
池村 光代先生
仰るように適度なブラッシングが良いですがわかりにくいかもしれません。
出血はしても良いですが痛いほどは磨かなくても良いですね。
虫歯が多いようですから予防歯科でセルフケアの方法についてご相談しても良いかもしれません。
お大事になさってください。

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