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インプラント埋入後に骨形成をしたが、骨が吸収してしまった。

YU様34歳女性
約半年前に前歯2本インプラント挿入、骨形成を行いました。
今日頭出しを行ってもらいましたが、そこの2本の歯茎が凹んでいるのでまた骨形成を進められました。
骨が吸収してしまった原因はなんでしょうか?
頭出しを行った後に歯茎の凹みの部分の骨形成をするデメリットがありましたら教えていただきたいです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 骨が吸収してしまった原因はなんでしょうか?

生体の反応の一種です。
骨造成というのは骨補填材というものを使用して、骨になるところの足場を作り、そこの部分に骨が成長してくるように、と環境を整えるという処置になります。
あくまで環境を整えるということであり、思ったようにそこが骨にならないという可能性もあります。
インプラントもそうです。
チタンという金属を骨に埋め込むとたいていは、98%くらいは骨と引っ付くということを利用しています。
逆に言うと2%は何をどう頑張っても、なぜかわからないけれども引っ付かないこともあるという生体の反応です。
それと同じで骨補填材を利用してもうまく骨にならないということは、インプラントよりも高頻度で考えられる反応の一つです。


> 頭出しを行った後に歯茎の凹みの部分の骨形成をするデメリットがありましたら教えていただきたいです。

再度骨造成をしてもうまくいかないこともあり得ます。
とはいえ、やらないことによっておこるデメリットよりはメリットの方が大きいと考えての提案だとは思います。
骨が出来るだけインプラントの周囲にあるほうが将来インプラントが長持ちするというデータから導き出した提案だと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
骨造成ですが、100%骨ができるものではありません。
前歯部ですので、審美が関連していると思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
インプラントの二次オペ時に、本体のネジの部分が露出してしまっていたのだと思います。
インプラントは埋入する際、埋入が終わった時点でその周囲に最低1ミリ以上の骨が存在することが必要とされます。
ひょっとしたら、骨幅が十分になかったのかもしれません。
その時点で骨形成をするデメリットとすれば、完成までの時間が長引くことくらいでしょうか。

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