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2019/12/01

矯正医によって仕上がりが異なると聞くがどの程度変わる?

マカロン様41歳女性
出っ歯と噛み合わせ改善のために矯正治療を始めて、現在1年半が経過したところです。

上下左右4番を抜歯し、ブラケットはデーモンシステムを使用、シミュレーションやコンピュータによるワイヤー形成はせず、調整の都度、先生が自身の目で判断して形状記憶のストレートワイヤーとパワーチェーンを交換し、抜歯部分のスペースを埋めていく方法で治療を進めています。
ゴムかけはしていますが、アンカースクリュー等は使っていません。

私の様な治療のアプローチを行っている場合、出っ歯改善(前歯をどれだけ後方に下げることができるか)の程度は、先生の技術によって大きく変わるものなのか、ご見解をお聞きしたいのです。

抜歯部分のスペースを埋めていくプロセスにおいて、前歯が後ろに動こうとする作用と、奥歯が前に動こうとする作用の両方が働くと思います。
その際、両方からの相反する作用が働く中で、前歯をどれだけ後方に動かすことができるかというのは、先生の技術によって差が生じてくるのでしょうか。
それとも、(アンカースクリュー等を使用しない場合)元々の個人の骨格や口腔内のスペース等によって、何ミリ空いたスペースに対して前歯を何ミリ後ろに動かせるかというのは、どの先生が治療をしてもあまり差は生じないのでしょうか。
また、コンピュータで形成したワイヤーを使用すれば、前歯が後方に動く程度は異なるのでしょうか。

よく「矯正医によって矯正治療の結果(仕上がり)が異なる」と聞くのですが、ご教示いただければ幸いです。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
おっしゃる通りかと思います。
この場合、前の歯を下げる度合ですが、いわゆるE−LINEが基準になります。
そこまで下げる量がどれくらい必要かを算出しますので、奥の歯を動かしてもいいのかダメなのかでアンカースクリューの出番になります。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
矯正についてですね。
確かに最終的な状態は矯正医によって違うというのはその通りなのかもしれません。
でもその何ミリ動くかというのは生体の許容範囲内で、下げれば下げるだけいいという物でもありません。
舌があるので下げ過ぎると口腔内が狭く感じられるなどの問題も出てきます。

矯正ではなく美容形成を考えてみて下さい。
キレイにする、ということで美容整形をしたとして、そのキレイというのは誰の判断でそのさじ加減は医者がすることですよね。
それと同じように、ここまでやったらやり過ぎだからこのくらいで、、という判断が矯正医でも違うということはあり得ることで、そのために矯正医によって違うということだと思います。

コンピューターでのワイヤー製作については詳しく知らないのでコメントできません。

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