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神経を抜いた歯の治療は何をしているのでしょうか?

けいと様27歳男性
この度治療で不明な点があったので、質問させていただきます。

神経を抜いて銀歯を被せた歯があったのですが、去年の6月頃その銀歯が取れてしまいそのまま1年ほど放置していました。(前回の質問内容です)
そして、先月久しぶりに歯医者を訪れたのですが、前回の質問で数々の先生がおっしゃっていた通りとりあえずレントゲンを撮ることになりました。

すると歯の根元まで神経の代わりをする薬が届いていなかったらしく、歯の根元に細菌が繁殖して炎症しているということがわかりました。
(レントゲンで見ると歯の根元の歯肉の部分が周りの黒い歯肉に比べすこし白くなっていました)
結構大きいようです。

それでまた神経の治療を再開して、この炎症を止めることになりました。
そこで歯医者さんが針金のようなものを歯にいれては抜き、入れては抜き、入れつつなにかスクリーン?のようなものを見て、時々注射器で薬を注入して、また入れては抜き、入れては抜き、を繰り返し、最後に白い被せ物で蓋をしてまた来てください、と言います。
これがもう3回続きました。

質問が、まずこの入れては抜き、入れては抜きはどういった治療をしているのでしょうか?
さらに、最初に再びレントゲンを撮って「まだ治ってないから治療を続けましょう」だったらわかるのですが、レントゲンも撮らず診察にきたら入れては抜きの治療をしてまたきてください、では炎症が治ったからどうかわからないのではないか?と思います。
どうやって歯医者さんはまだ炎症が続いていることをレントゲンも撮らずに各診察の際に見抜いているのでしょうか?

一体この治療がどれだけ続くのか不安です。
回答よろしくお願いします。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
まず、根の先にまだ薬が入り切っていない部分が原因で炎症が起きていると言われています。
その部分まで詰めてあるお薬を取らなければいけません。
1回で取り切れれば良いのですが、無理をすると器具が折れてしまいますので慎重にしなければいけません。
お薬が取れてから、根の先の感染していると思われる部分の治療になります。
細いキリのようなもので根の中の感染している壁を削っていき徐々に拡大していきます。
汚れている壁は変色していますので肉眼的に白く硬い削りかすが出るまで拡大し、消毒を繰り返していきます。
次の治療の時、消毒に使用した綿栓の状態を確認(変色・腐敗臭などが無いか)し、また臨床的な症状が無いことを確認できるまで繰り返します。
場合によっては、培養検査をする時もあります。
感染根管の治療はそう簡単には終わりません。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 質問が、まずこの入れては抜き、入れては抜きはどういった治療をしているのでしょうか?

根管治療についての質問ですね。
かぶせが取れてしまって半年もすればむし歯も進行して抜歯になる確率が非常に高くなります。
また根っこの管を詰めていたとしても、どれだけしっかりと仮の蓋をしたとしても3か月で根尖まで細菌感染するといわれています。
それが1年細菌にさらされていたんですから、根管治療を再度やり直していくことは当然だと思います。

そして根っこの中を針金みたいなもので抜き差ししているのは針金状のヤスリ(ファイルといます)で根管の壁を細菌がついていない状態に近づけるように削っていって根っこの先端まできれいにしていきます。
注射のようなものは細菌を殺したり、洗浄を行う溶液だと思われます。
根っこの先まで開けることができれば、あとはそこを消毒していくことしかできませんが、根っこの先のほうからが出てくるようなら何回でも消毒をしていくしかありません。
レントゲンで骨の状態に変化が出てくるのはどれだけ早くても3か月はかかるので、レントゲンを撮って確認するということは普通はしませんし、意味がありません。
完全に細菌感染している状態なのでなかなか治りにくいことが想像できます。
(このまま治らずにやっぱり抜歯ということも十分考えられます。)

スクリーンについては、、、よくわかりません。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
けいと 様、初めまして。
根管治療の詳細な治療内容をお知りになりたい事と拝察申し上げます。

実際にけいと様の口腔内やレントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、文面のみの情報から推測致しまして、回答致します。


> 質問が、まずこの入れては抜き、入れては抜きはどういった治療をしているのでしょうか?

根管治療を行っています。
具体的には
1.古い根充剤の除去
2.根管の拡大、洗浄、消毒

この治療が数回続きます。


> レントゲンも撮らず診察にきたら入れては抜きの治療をしてまたきてください、では炎症が治ったからどうかわからないのではないか?と思います。
> どうやって歯医者さんはまだ炎症が続いていることをレントゲンも撮らずに各診察の際に見抜いているのでしょうか?

根管治療の度に、レントゲンを毎回撮る事は無意味です。
根の先の病変は、根管充填後、数か月〜1年以上かかってゆっくり治癒して行きますので、毎回レントゲンを撮っても変化を見る事は出来ません。

現在のかかりつけ医の治療は、一般的なごく普通の治療です。
このまま治療をお続けになる事をお勧めいたします。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
ご自身も聞くことが必要かと思います。
おそらく、根の中の消毒清掃をしています。
目安がありますので、それに到達することで根の治療か終了すると思います。

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