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銀歯の下の虫歯が進行し、神経を抜かなければならなくなりました

カワグチ様38歳女性
左下の第二大臼歯7番の銀歯が取れました。
銀歯に小さな穴が開きで虫歯が進行したようです。

虫歯が進行して歯の神経の半分が溶けてるので神経を半分取る治療を行うと説明を受け大変ショックでした。
銀歯の中身も全部詰まっていると思っていたので、小さな穴が開いても大丈夫だと思っていたんです。
銀歯の中が空洞と知っていたらすぐに治療に行きました。

かみ合わせが硬くて銀歯が欠けたりする恐れがあるから、その歯科の銀歯(詰め物)は薄く作ってるとの事ですが、初めて聞いた為、何故事前の説明が無かったのか?普通そういうのは説明するべき事ではないのか?と疑問と不安が残ってます。
レントゲンで銀歯が取れた左奥歯から2番目の歯を見た所、「虫歯で歯の神経が溶けた」と説明があったのに歯の神経が1本分写っていて本当に溶けたのか非常に疑わしいです。

その歯科で治療した際、左奥歯から2番目の歯をレントゲン撮影→虫歯を除去、歯の被せ物の説明を受けました。
ブリッジ、入れ歯、インプラント、歯の半分の神経を土台にして被せ物をする治療法の4つがあると言われました。

当初はインプラントにするまで応急処置的な方法で、入れ歯にしようと考えてました。
ブリッジは、虫歯でもない健康な歯を2本とも削ってそれを土台にして詰め物をすると言われ、健康な歯を削るのは絶対嫌だった為、最初から入れ歯→インプラントで治そうと強く決めてました。

だけど、別の虫歯を治療するために行った時には「神経の半分は溶けてるけど、もう半分は土台として使えそうだから、1本分の詰め物(銀歯)をする。半分神経を取ってるから少し左に寄せた形になる」と説明を受けました。
「歯の神経の半分が土台として使えそうだから、この方法でかみ合わせに問題があったり痛みが出てダメだったら入れ歯やブリッジを考えよう」「大丈夫だと思うけどなぁ」といい加減な印象しか受けない説明で、本当に信用できるのか不安です。

歯の半分の神経を土台にして1本分の歯の詰め物(銀歯)をする治療法は本当に存在するのか?その治療は大丈夫なのか?また虫歯で溶けたはずの歯の神経(根っこ)の画像が、何故レンドゲンでくっきり写っているのか?治療費を取りたいから嘘をついている?いくらなんでもそこまでは思えませんが、自分の大切な歯の治療を任せて良いのか心配しています。

何卒アドバイスの方、よろしくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
歯の治療方法での相談ですね。
歯の根っこと神経がごっちゃになっているようです。

歯の根っこの中に神経があるのであり、むし歯が進行して歯の根っこの半分が溶けている、なので根っこを半分とるということを説明されたのではないかと想像します。

また金属の詰め物の中が空洞であるということですが、もともとそこには歯などの固形物がもちろんあり、もともと空洞であったわけではありません。
単にむし歯が進行していって穴が開いてそこが空洞ですよという意味だと思います。
事前にむし歯になったら穴が開きますよ、というようなあまりにも当たり前のことは説明しないと思います。

文面からではもともと神経を取っていた歯なのか、それとも今回の件で神経を取ったのか、それとも神経が生きていたけれども死んでしまってその空洞を処置しているのか、ということもわからないので何とも言えませんが、少しでも根っこを残しての治療を行おうとしている点でそれほどその歯科医院が悪いという感じも受けません。
また根っこを一つ残してのブリッジというのは確かに不確定要素が多く、大丈夫と思うということくらいしか言えません。
じゃあしっかりした治療はというと抜歯をしてしっかりしている前後の歯でブリッジをするほうがそれは確実性という点では勝ります。
でもできるだけ歯を削りたくないんですよね。
治療方法は確実に絶対痛くないようにということなら抜歯しか方法はありません。
そこを歯を残すためにできるだけ最小限の侵襲で何とか処置をするのが歯科治療です。
何とかというのはその分何らかのリスクが増えるということです。
すでにむし歯になっているということは何らかの妥協をしないと修復できません。
前後の歯を削らないでということであれば今の時点でダメになった歯を抜歯して入れ歯、もしくはインプラントにするほうが確実性は上がると思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
お話の内容からいくつかの誤解があるようです。

まず、レントゲンで軟組織である神経は写りません。
写るのは根の中の神経や血管が入っているであろう根の空洞の部分です。

に穴が開けば内部の象牙質が感染し、虫歯は進行し歯は軟らかくなっていきます。
レントゲンに写っていても軟らかくなった部分を削った結果、骨に埋まっている部分に行かなければ硬い部分が出てこない場合は、その歯は残せません。
幸いなことに今回の第一大臼歯は手前と奥の部分に足を開いたように骨の中で広がっていますので、どちらかの根がダメになっても1本全部抜かなくとも手前の根もしくは奥の根だけでも残すことができます。
そうすることの利点は、1本全部抜いた場合、ブリッジにするには両隣の歯を土台にしなければいけませんが、片方の根でも残れば、どちらか一方の歯を土台にすればとりあえず事足りるからです。
勿論インプラントの予定の場合は、全部抜いたほうが良いですが。
また、ブリッジにせず、1本の部分入れ歯にする場合でも、半分残った根に被せて義歯を作る設計も健康保険の適応になっています。

第一大臼歯は骨の中で足を広げたように前後の根が噛み合わせを支えているのですが、片方の根を摂れば片足の状態になります。
そこに頭だけ1本分のを被せることは、設計はできますが(どうしても、前後のどちらかの歯を犠牲にしてブリッジを作りたくないと言われた場合)片足の根にかかる負担は大きいものと想像されます。

担当の先生は、色々な処置の仕方をちゃんと提示して下さっているようです。
被せた物に穴があいて今回の状態になってしまったことで、先生に対して不信感が大きくなってしまって悪い方に取ってしまっているようですが、メリット・デメリットをさらによく説明して頂いて納得のいく方法で処置をして頂いてください。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
難しい問題ではありますが、レントゲンできちんと根が写っているものが健康な状態のものかどうかが重要です。
虫歯で意外にボロボロになっている場合、歯が割れたりすることがあります。
基本的には、ご自身の考えた義歯インプラントが一番納得できている治療方法ではないかと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
カワグチ 様、初めまして。
歯の神経の治療の事で不安がおありの事と拝察申し上げます。

一般的に銀歯詰め物は、それ程分厚く作る事は滅多に有りません。
従いまして、銀歯に穴が開けば、そこから当然むし歯になります。

お問い合わせの神経の治療方法は、2本有る歯根のうち、ダメになった1本を抜歯して、残った1本を治療して被せる方法です。
分割抜歯ヘミセクション)という治療方法です。
一般的に良く行われております。

担当医の先生とのコミュニケーションを取られる事をお勧めいたします。

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