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2016/09/25
根(神経)の治療 治療中

前歯の根っこから細菌が入り骨が溶けていると言われました。

薫ちゃん様49歳女性
前歯4本を差し歯にする為に治療をしています。
レントゲンを撮ると、根っこから細菌が入り、骨が溶けていると言われました。
3回目の根っこの治療をして再度レントゲンを撮りましたが、まだ影が見えています。
根っこに薬を入れて治療をしていますが、何度か同じ処置をすれば骨の修復はできるのでしょうか？
保険がきかず高額な金額を出すので後からやり直したくはありません。
骨の異常なので歯科医院ではなく、口腔外科や口腔歯科に診てもらった方がいいのでしょうか？

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
根っこの治療でのお悩みですね。
根尖病巣は根っこの中に細菌がおり、活動できる環境があるとその影響で骨がなくなってくるという状況のことを指します。
根っこの中を清掃しきれいにすることによって根っこの中の細菌の活動が出来ない状況になれば、骨は自然と回復してくることもあります。
ただその期間というのは非常に長く骨ができてくるのには数年はかかります。
根っこの管の中がしっかりと根管充填剤で満たされていれば、その上をしっかりとした被せもので被せをするということも細菌を活動させない重要な要素です。
根っこの治療がしっかりできたかどうかを良く説明を受けて、納得できれば保険外で被せをしてもいいかと思います。
ちなみに骨が根尖病巣で溶けるという治療の専門は口腔外科というよりは大学病院などの専門分野でいうと保存科というところになります。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
根の先の袋のことかと思いますが、根からばい菌が入ることはほとんどありません。
反対でお口側からの問題かと思います。
難治性のものでなければ、きちんと消毒すれば体が治してくれます。
どうしてもダメな場合は、外科的の処置すれば、あるいは勧めるわけではありませんが再植という方法もあることはあります。

酒井　信　先生からの回答

酒井　信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井　信先生
根の中の汚れが原因で根の先の骨が吸収し嚢胞が形成され、レントゲンで見ると根の先に黒い丸い影が見えてくることはよくあります。
原因が根の中の感染ですので、根の治療がうまくいき感染源が無くなりますと、その嚢胞は生体にとって只の異物になりますので、異物を吸収する細胞により取り除かれその部分に新しく骨が形成されるようになります。
根の治療直後の写真ではたぶんまだ黒い影は見えるはずですが、半年〜1年では変化しているはずです。

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