歯牙移植についてのお悩みですね。
歯牙破折はやはり長期間持つということはないということで、最初の先生の言ったことが正しかったですね。
歯牙移植ですが
保険適応で出来るにはできます。
ただしいろいろな条件をクリアしていないとどんな状況でもできるかというとなかなか難しいです。
外科的な手法になれている先生でないと難しいという面もあります。
実際になれている先生もそれほど多くはないと思います。
一番の条件は移植する
親知らずのほうが抜く歯よりも細いということです。
これは
歯牙移植についてお話をされているということからクリアしているのかなと思います。
そしてもう一つの条件としてはダメな歯を
抜歯をした時に、できれば骨が周囲に残っているということです。
ただこれはすでに
破折した
歯根が移動してきている、歯がぐらぐらしてきているということで、ほっぺた側の骨がだいぶダメージを受けている可能性が高いです。
歯牙移植をする条件としてはどんどん悪くなってきているという状況だと思います。
年齢的には問題ありませんが、こういったことで成功率が90パーセントだったものが60,50パーセントに落ちていくということはあり得ます。
もちろんそれだけで成功かどうかが決まるというわけではありませんが、、、。
そして医学的には間違っているのですが、
保険では
抜歯と同日の
歯牙移植しか認められていません。
できれば
抜歯をしてその部分の細菌感染などがある程度免疫によって修復されてから移植をするというほうが医学的にもいいはずなんですが、
保険のルールでは同日となっています。
様々な意見ややり方があるとは思うのですが、こうするのが絶対に正しいということは言えないのが
歯牙移植です。
もしかしたら
口腔外科の先生のほうが移植については慣れているかもしれないので、相談してみてはいかがでしょうか?