娘さんの歯の外傷でお悩みなんですね。
2歳ということはまだ乳歯だと思います。
生え変わりまではまだまだかかってしまいますね。
(大人の歯には影響はないと思うので心配しないでくださいね。)
大体5,6歳くらいで生え変わると思います。
ただそれまでの間その歯がどうなるのか、というのが心配ですよね。
外傷を受けると歯は中の
歯髄(いわゆる歯の神経)が炎症を起こし充血し、歯がピンク色に見えるようになってきます。
大体それが3週間くらいの経過です。
その後ですが、歯の中の血流が止まってしまい死んでしまうと歯が黒ずんで見えてきます。
でもピンクの後、白く戻ってくればそのまま歯の神経が生きているということになります。
ここで注意してほしいことは、歯の神経が死んでしまったからと言っていきなり中の神経の処置をしないことが大切です。
確かに色は悪いのですが、外傷によって神経が死んでしまった場合には中は感染していません。
感染を起こすと
歯茎が腫れてきます。
その場合には神経の処置が必要になってきます。
大人の歯の場合には早めに処置を行うことによって歯の色が変色することを防いだり、また、漂白を行ったりすることができるのですが、
乳歯の場合にはそれができません。
なぜなら
乳歯は歯の根っこが大人の歯によって吸収してくるという性質を持っているためです。
もちろん
レントゲンを撮りながら、もっといろいろなところに注意することもあるんですが、ちゃんと処置を出来る年齢になっていることも大切な要素です。
黒い歯も心配なんですが、下手に感染させないことのほうがもっと大切であるということをご理解ください。
今のうちはもうしばらく経過を見ることのほうが大切だと思います。