根管治療のお悩みですね。
根管は非常に複雑でその治療は難しいものなんですが、ネットでは様々な情報がありとても悩ましい所ですね。
> 薬がちゃんと先まで入ってない状態で1週間放置することはあるのでしょうか?
特に問題ありません。
> 痛みはそれが原因ではなく、薬自体を入れたことによる自然な痛みですか?
それもありますし、それ以外のこともあります。
根管治療の目的は根管の中の細菌の数を生体が許容できる範囲まで少なくするということです。
そのため
根管内を拡大清掃していくのですが、その先端は骨に通じる穴が開いているわけです。
機械的な刺激を与えれば当然いたみますし、上から詰めるので空気の圧力がかかってしまいます。
これは避けようがありません。
病的な状態というのはそこに細菌がまだたくさん残っているという状態です。
いくら薬を詰めても細菌がそこに残っていれば、その細菌が増殖してきてだんだん痛みが出てくるということを数年単位で起こってきます。
痛みがあることもないこともあります。
そしてここで一番ご理解いただきたいのは、細菌は100パーセントきれいにすることは不可能であるということです。
例えばお口をいくら消毒薬で歯磨きしても細菌をゼロにすることは出来ないですよね。
>
根管治療自体が初めてで、時間がかかるものなのかもわからず、いろいろ調べていると
マイクロスコープみたいなので
根管治療をする、とかでてくるのですが、通っている歯医者はそのような拡大鏡は使っておらず、ほんとに大丈夫かなと心配です。
話を聞く限り、ちゃんと根っこの中の状態を
レントゲンで確認したうえでやり直すということを行っている先生なので、とても丁寧でいい先生のような気がします。
いくら
マイクロスコープを使用しても見ることができるのはその入り口付近だけです。
結局はいかに丁寧に処置をするかということが大切になってきます。
もちろん精度をより高めるために
マイクロスコープは有効です。
ただこれは
保険外のところが多く、通常の
保険診療で今すぐ
マイクロスコープを望んでもそれを行っている歯科医院は1パーセントもいないと思います。
> 症状、治療的に異常なのか、正常なのか教えてほしいです。
症状は人それぞれ個人差があり、それが正常な反応なのか、それともまだ病的なものなのかの判断は実際に診ていても難しいです。
痛みがあるから異常、痛みがないからうまくて正常というわけではないからです。
早く痛みが消えるといいですね。