歯のお悩み相談詳細

ご相談

2016/01/31

歯周病治療中ですが歯の状態が悪く抜歯を勧められています。

なんちゃん様42歳男性
いつもお世話になっております。
度々の質問で申し訳ありません。

現在歯周病治療中なのですが、右奥歯(6番)が根っこの治療をし仮歯の状態です。
その歯が、根本の骨の状態が悪く(歯の股の間の骨がほぼないとおっしゃってました)、ポケットは9ミリ、排膿、噛むと痛みがあり、かなり状態が悪いとのことで抜歯を勧められました。

そこで質問なのですが、元々歯並びが悪く、456が三角のような形で並んでおりブラッシングの妨げになるとのことより、すでに隣の5番を抜歯して6番の仮歯と4番の間が普通の歯並びより1.5倍程空いております。
この状態で5番を抜歯しますとかなり間が空き、入れ歯にしてもプリッジにしても負担が大きくなるのではと感じています。
またインプラントは骨の状態が良くないため、難色を示されています。
抜歯の決断がつかず、一旦は状態がよくなく、被せ物をするにあたってもリスクがあるので、仮歯のままで歯周病治療で様子を見ていくとのことです。
なんとかブラッシングを含む歯周病治療で歯を保たせたい思いがあるのですが、仮歯の状況でブラッシングは効果が見込めるか、ブラッシングを継続することで効果があるのなら、仮歯歯茎の境目を少し空間を開けることはできるか、また被せ物にはせず、仮歯で一旦置いておくのは何故か。
この状態で残しておくのは後々、治療に影響が出るのなら抜歯も考えたいですが、最適な方法を教えていただきたいです。
個人的には被せ物をしてもらい、歯と歯茎の間の隙間が少し空いている被せ物を作っていただきブラッシングに専念したい気持ちがあります。
歯槽骨は絶対に回復することはいないのでとも言われましたが、希望は少しでもあるのでしょうか。

拙い文章で申し訳ありません。
アドバイスをいただけたら幸いです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
分岐部病変で悩んでいるんですね。
ではその分岐部病変の原因はなんであるのか、ということでその対策は大きく変わってきます。
根管治療をしているということですが、根っこの先からの細菌感染で骨がなくなっているもの、この場合は根っこの治療をしっかりすれば治る可能性が有ります。
分岐部の中のほうに歯石などがついておりそれによって分岐部病変になっているもの、この場合には外科的な歯周治療で治ることもあります。
(基本的にはなかなか治しにくいです。)

また一番厄介なのが根っこの部分のひび、パーフォレーション、側枝などです。
この場合には早めに抜歯をすることによって歯の周囲の骨を守るということにもなります。
実際のところはそれらが単独であるわけではなく複合的に起こったり、またその原因も歯を抜いてからしかわからないということもよくあります。
なのでもうしばらく経過を見てダメなら抜歯をしましょうということなんだと思います。

被せをしてしまうと2年間は被せについて新たに保険では請求できなくなります。
たとえ抜いてブリッジにしたくても保険ではその費用が払われません。
医療費削減の考え方というのは、無駄な歯の延命はするなということです。
ですから取りあえず被せて、ということをドクターもしないのだと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
なかなか難しい問題ではありますが、歯周病がコントロールされているのであれば、抜歯、骨造成、インプラントも選択肢かとおもいます。

ブラッシングもいいかと思います。
ただ、骨が戻るかどうかは別問題です。
仮の歯ですが、おそらく経過を追うことでその歯の、予後を見ているのではと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
歯周治療中とのこと。
かなり状態が悪いようですが、そのままの状態でブリッジなどの方法をとるのは無理のようです。

6番については、歯周外科、再生療法などの説明は担当の先生から受けたのでしょうか。
それをしても無理のようなら抜歯もやむを得ないと思います。
個々の歯の周囲からの出血・排膿もなく歯周ポケットも浅くなった場合、歯周病は安定したと評価しますが、欠損補綴を考える場合その歯の周囲にどれだけ骨が残っているか慎重に診断しなければいけないと思います。
ブリッジの土台となる歯には本来の咬合圧より過大な力がかかるものです。
土台となる歯の周囲の骨が二分の一、あるいは三分の一になった場合その負担能力はそれなりに落ちていますので、どれだけ長持ちするかよく考えなければいけないと思います。

インプラントについてですが、歯周病に罹患している歯が両隣にあるうちはしないほうがよいでしょうが、環境がよくなれば可能だと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
なんちゃん 様、初めまして。
6番の歯周病でご難儀の事と拝察申し上げます。

実際になんちゃん様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、文面より推測致しまして、6番の歯根分岐部病変と思われます。
歯周病の中でも、中々治癒し難い病変です。

対応と致しましては、

1.プロフェショナルケアを続ける
2.ヘミセクション
3.分岐部分割掻把

等が有りますが、改善しない時は、お近くに歯周病専門医がおられれば、1度診て頂くのも選択肢の1つです。

歯科医院を探す

全国約68,000件の登録歯科医院より、お住まいの地域や治療内容にあった歯科医院を検索できます。

歯周病に関するお悩み相談

お口の悩みを歯科医師に相談する

ログイン 歯の悩みを相談 歯科医院を検索