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2016/01/12
小児歯科 治療方法

子供の永久歯欠損はどの治療方法が最適なのでしょうか？

あさママ様49歳女性
小学5年生、男の子の母です。
上の左4番・下の左4番・下の左5番、計3本が永久歯欠損です。
そのうち、下の左4番は乳歯を虫歯にしてしまい、根っこの治療までしましたが、ほぼ根っこが溶かされてしまい、いつ抜けてもおかしくない状況です。

このたび、上の左4番が抜け落ちてしまい、今後どのようにしたら良いのか悩んでいます。
かかりつけの小児歯科の先生は、抜けてしまった歯にインプラントもしくはブリッジを、もし矯正まで考えられるなら矯正も可能だが、下の欠損歯との兼ね合いもあるので、今現在ではまだ治療方法が断定できない、というような説明を受けました。

セカンドオピニオンで、矯正専門歯科に行ったところ、上の前歯が前に出ているので、今現在の奥歯の上下の噛み合わせに若干の心配があるとのこと。
だったら、上の欠損歯を逆手に取って、右上の歯を1本抜いて欠損歯とのバランスを取り、前歯を奥に引っ込める矯正が良いのでは、そのような説明を受けました。

ずばり、どの方法が最適なのか判断がつかずにいます。
素人の説明だけでは状況が分からないとは思いますが、諸先生方のご意見を伺えたらと思います。よろしくお願いします。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
ブリッジやインプラント等はまだ年齢的に早すぎると思います。
もう少し成長がありますので、成長が少し落ち着いてからでいいと思います。

ただ抜け落ちた部分、先天的に欠損している部分は、成長を少し利用して何らかの処置がいいのではと思います。
抜歯等はなるべく行わないで上手く持って行けることがいいと思います。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
出来るだけ歯を長持ちさせるということを主眼に置けば、やはり歯を削るブリッジは選択肢から外したほうがいいと思います。
ではインプラントはというと、インプラントができる年齢は大体20歳くらいといわれています。
（できないわけではないのですが成長期にインプラントをするといろいろと不都合な面が出てきたり、インプラント自体が抜けてしまう可能性が高いというのがその理由です。）

そうなると矯正というのが選択肢として残るので、もし歯並びに問題があるのであれば矯正が一番ベターなのかなというのが、あくまで私個人の感想です。

川原　正照　先生からの回答

川原　正照
広島県
医療法人社団誠美会　川原歯科医院
川原　正照先生
インプラントだけはやめましょう(笑)

矯正科の先生のご意見がまともそうですね。
その先生に従った方がいいと思います。

船津　三四郎　先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津　三四郎先生
あさママ 様、初めまして
お子様の先天性欠如で、ご不安の事と拝察申し上げます。

実際にお子様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、

1．ブリッジはお勧めできません。
2．矯正治療に関して
　1）上顎前突の傾向が強ければ、右上の小臼歯を抜歯して、歯列矯正治療の選択肢はあります。
　2）前歯の噛み合わせが普通であれば、左上下の6番、7番を前方へ移動する矯正治療があります。
3．もしインプラントを実施する場合は、18歳以降にお勧めです。

一口に矯正歯科といっても、その実態（技術力）は様々ですので、きちんとした矯正歯科を選ぶ1つの選択肢としまして、下記の基準を御紹介致します。

1．日本成人矯正歯科学会認定医
2．日本矯正歯科学会認定医
3．日本臨床矯正歯科医会会員
4．自立支援法（育成・更生医療）指定医療機関

1〜4のどれかを標榜している医療機関は、一定水準以上の技術レベルの施設です。
ホームページ等で調べる事が出来ます。

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