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2015/09/12

縫合糸で舌に口内炎ができた。よくあることですか?

さとぷり様59歳女性
インプラントを3本入れるため、9月7日に右奥歯を2本抜歯しました。(1本は既になかったため)
その際、抜いた後の2本分の穴に「骨補填材」を入れ、蓋状のもので覆い、その上を縫って終了という流れでした。

麻酔が効いていたため当初は感じなかったのですが、その夜から舌が異常に痛み、眠れず食事も取れず、うまく話もできない状況となりました。
翌朝、早速医師が見たところ、縫った糸が舌の裏に当り傷となり、口内炎になったとのこと。
糸は釣り糸のような素材でかなり固く、舌をだいぶ傷つけていたようです。
舌に当りそうなところはカットし(まだ抜糸には早いからとのこと)「ケナログ」という塗り薬を処方され様子を見るよう言われました。

その後全く良くならず、仕事を休むわけにはいかず歯医者も行かれず二日間耐えました。
会食や接待の予定は全てキャンセル。
自身で「トラフル」という口内炎薬を数種購入、出費もあり大変な損失。(医師より、辛かったら買って飲んでいいですよ、と言われたため)
痛みで身体も辛かったですが、眠れず食べれず、この治療は正しかったのか疑問も残り、精神的な苦痛もあり、かなり苦しい状況です。

医師は「仕方ない」と言いますが、この治療は正しかったのか?縫うのなら、せめて舌に当らぬよう配慮してほしかったとも感じています。
口内炎の治療費も請求されてあまり納得いかない状況です。
治療により口内炎になることはよくあることなのですか?
また、患者側が治療費を支払い、あきらめるべきことなのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
縫合糸で口内炎になってしまったんですね。
残念ですが時に起こることです。
お気持ちはわかるんですが、ナイロン糸は感染に強く、強度も強いというメリットもあり、その糸を使われているのだと思います。
(私はこの口内炎になるのが嫌いなのでナイロンは使わなくなりましたが、以前使用して口内炎になった患者さんはおられます。)
絹糸を昔はよく使っていましたが、感染が問題でこれもあまり使われなくなりました。
でも今でもよく使用されています。
たかだか糸ですが、それぞれに特徴がありすべての条件を満たすものは意外と少ないかもしれません。
(材質だけではなく編み込みかモノフィラメントか、など糸には様々な種類があります。)
例えば矯正治療で装置を付けたら口内炎になった、というときに、装置がまずかったからだ、ということはなかなか言えませんよね。
いろいろな装置なしに歯を動かすという目的が達成できないのであれば、ある程度のそういうデメリットも生じても仕方がない面があると思います。

今回とても痛みが強く出て、しかも長引いたということでお怒りもわかるのですが、処置前にそれらをすべて予見できたか?というと難しいものがあると思います。
医学は未知数の部分が非常に多く、何か問題が起きたらその問題に対して一つ一つ対応していくということしか出来ないことが多々あります。

治療費などのことになってくると歯科医学的な問題というより法的な問題になってくるので、専門ではないのでコメントは控えさせていただきます。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
やはり大きな手術ですので、致し方ないかと思います。
しばし、がんばりましょう。

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