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2015/09/10

1年前に治療した虫歯に冷たい物がしみる。治療方法を教えて。

うえもりあやこ様45歳女性
1年位前に、右上奥2本の虫歯治療をしました。
虫歯がひどく削ったあと神経が見え、その後は白いカバーのようなものをしてから銀歯をかぶせました。
後日経過を見るための受診の際は、まだ痛く激しくしみました。
しみ止めの薬を塗る処置を施されました。
また1週間後、受診した時もまだしみはあり、しみ止め処置をすると言われましたが、解決にならないと思い拒否。
医師は治療後にしみる理由は無いとして、原因は歯ではなく、就寝時などに歯を食いしばっている可能性もあると。
私自身は歯ぎしりをしていると家族に言われた事がないので、その診断には不安を覚えました。
今後はマウスピースを作る事を勧められました。

その日以降は受診せずですが未だしみます。
冷たいものが5秒以上長くしみて辛いです。
その奥歯に冷たいものを触れさせなければ日常生活に支障はないので、別の歯医者を探そうと考えているうちに1年が経過しました。
日常生活に支障はないのですが、先日登山をした際に同じ部分が自発的に激しく痛み出しました。
登山後2日程まではかなり痛みました。
台風も重なっていたのもあるかもしれません。
登山後3日目に以前と同じ歯医者を受診しました。(他を探す余裕がなかった)
レントゲンを撮りましたが虫歯はありませんでした。
ただ、その奥歯の手前に神経が死んでいる乳歯があり、その根元の黒い影が以前より大きく見えるのでそこにがあるからかもしれないと言われました。
(ちなみに根が曲がっているので抗生物質での治療になる)

しかし、私が激しく痛かったのは奥歯の2本(治療してもしみる歯)だと主張して、診断結果と食い違った事、またそれらの歯を叩いても痛みが無い事、ロキソニンを服用しての診察で、判断が難しかった事から、その日の治療はせずに痛くなったら受診するという事になりました。

今は自発痛はないです。
薬も服用してません。
(まだ台風があるためか身体の調子が今ひとつ良くないため判断はつきませんが)

また登山にも行く予定なので、しっかり治したいですし、日常生活に支障はなくとも水は激しくしみるので、この不快さをいい加減なくしたいと思っています。
今後はどんな治療が適切ですか?
同じ歯科医をまた受診するべきか、歯以外の原因も考慮するために機器が揃っている別の歯科を受診するかも悩んでいます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
長い間、歯がしみているんですね。
歯がしみる原因は様々ありますが、冷たいものを当ててしばらくズーンと痛いということであれば、やはり歯髄炎が疑われます。
歯髄炎歯髄炎症があるという状態のことで、その原因がひびであったり、知覚過敏であったり、むし歯であったり、漏えいであったり、という具合に様々考えられます。

歯髄炎の痛みを手っ取り早くとってしまうのは、いわゆる神経を取るという処置です。
深いむし歯の状態があり、そこを何とか歯髄を残しているので、どの方法が有効かは実際に行ってみないとわかりませんし、結局より痛みが出て神経を取らないといけないことになる可能性もあります。
すでに歯髄の中に細菌が侵入していれば、神経が生きていてしみる状態で半分化膿しているという状態になることもあり、その場合様々な歯髄を残す治療を行っても歯髄を残すことは困難であるということもよくあります。

ちなみにひびも知覚過敏も漏えいも虫歯もすべて歯にかかる力が関係しています。
TCHなどはないでしょうか?(検索してみてください。)
歯ぎしりというのもぎりぎり音が出ることよりも、まっすぐ食いしばることのほうが多かったり、タッピングといってカチカチさせるような動きもあり、就寝時などは何が起こっているのかは正確にはご自分で判断することは難しいと思います。

今後どのような処置が適切かどうかはいろいろな視点で検査を行って、そのうえで診断をし(処置をしながら考えられることを外していくというようなことが必要かもしれません。)、そのうえで適切な処置を決めていくというしか言いようがありません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
神経が見えたということは、虫歯も深かったということになります。
であれば、その影響が出ている可能性がありますので、最悪神経を取る必要性が出てきます。
温かいものにしみなければ、神経を残せる可能性が出てきます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
うえもりあやこ 様、初めまして。
治療後の歯のしみでお困りの事と拝察申し上げます。

実際にうえもりあやこ様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、一般的に深いむし歯を充填した後、しみたり、疼痛が発現する場合があります。
象牙質内の象牙細管を通して温度刺激、接触刺激、酸味刺激等が歯髄内の神経に伝わる為です。

1.症状が漸次減少傾向に向かう場合は、数か月程経過観察です。
 歯髄腔内部に二次象牙質が造成して来て、神経が守られ、疼痛が消失する場合があります。

2.症状が漸次増加傾向に向かう場合は、歯髄炎に移行しつつあります。
 抜髄(神経を取る)に至る場合もあります。

お訪ねの歯は、1年以上の経過でまだしみているようですので、いったん充填物を取り、知覚過敏や初期の歯髄炎を鎮静する作用のある薬剤セメントで覆罩する事をお勧めいたします。

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