歯のお悩み相談詳細

ご相談

セラミックを被せていた歯が痛み、事前の説明もなく抜髄された。

ヒヨコ様37歳女性
高校生の時に右下奥歯6番目に虫歯ができ、削って詰め物をしました。

6年前に再び痛み出し、違う歯医者へ行くと取り残しの虫歯が歯の中で進行していて、削り直してハイブリッドセラミックというものを詰めました。
保険適用外で3万円程しました。)

その後、冷たいものがしみたり固い物を噛むと痛みが出るようになりました。
レントゲンを撮りましたが虫歯ではないとのこと。
ここ2〜3年、歯をコーティングする薬を塗ったりしましたが全然良くならず、普段は全く痛くなかったので様子見ということになりました。

先日、何もしなくても痛みが出るようになり診察してもらうと、痛みが治まってる時は突っついても痛くもありませんでした。
先生からはやっぱり虫歯にもなっていないと言われ、薬を塗る以外で何か出来ることはないかと聞くと、詰め物を外して中の状態を確認してみようかと言われました。
高い詰め物だったので迷っていたのですが、痛みがひどいのでそうすることにしました。

その時に、抜髄されました。
詰め物を外した段階でどのようになっていたかを教えて欲しかったのですが、言ってくれませんでした。
詰め物の下に虫歯があったか聞くと無かったと言われました。
虫歯じゃない歯の神経を抜いたことがショックで何も手に着きません。
抜髄について調べたら良くないことばかり書いてあってとても不安です。
本当に抜く必要があったのか。
ただ、お医者さんから見て抜髄を判断されたのなら必要な状態だったのでしょうか。

最後に一言、出血していて神経が細くなっていたとは言っていました。
今回は詰め物も前回と同じものにすると歯全体に被せるみたいでさらに高額になるようです。

次回が2回目の治療なのですが先生に不安なことを聞いてみようと思います。
先生自体は質問すると丁寧に答えてくれますが少し若めの先生なので不安です。
詰め物を取った時に中に異常はあったか?腐ったりしてたか?等聞いてみようと思うのですが他に聞いた方が良さそうなことはありますか?

私が通っている歯医者さんは開業してやめていく方が多く、今の先生で3人目です。
病院を変えた方が良かったのでしょうか。

不安なことだらけでたくさん書いてしまい申し訳ありません。
皆様の見解を教えてください。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
歯の痛みがひどかったので神経を抜いたんですね。
もちろん、歯の神経を抜くのと抜かないのとでは、抜かないほうがいいということは誰しもが思うことです。
でも逆に痛みがひどいのに神経を取らずに頑張るほうがいいのか、というと、そうでもないということもあります。

歯の痛みの原因は実際にはどういう原因なのか特定することは非常に困難ですが、考えられる原因としては歯のひびや、もちろんむし歯、咬合状態、逆行性歯髄炎(今回は考えにくいですが、)といったものが考えられます。
何年も症状がある状態で置いておくことと、神経を取るという両方のデメリットのよりメリットの大きいほうを何とかしようということで、仕方なく神経を取っているのだと思います。
もし取らずに頑張っていても激痛ののちにいつの間にか痛みが消え、(その時には歯髄は死んでしまっており)細菌が骨のほうにまで達するようになることも考えられます。
もっとひどい場合には歯が真っ二つに割れてしまい、すぐに抜歯が必要という状態になるということも絶対にないとは言い切れません。
(実際に年に数回はそういう例に出会います。)

詰め物の状態というのは歯が割れる危険があります。
それを避けるために歯は全体をかぶせるようにしないといけません。
歯を失うとインプラントだと30〜50万はします。
そう考えると今しっかりかぶせて丁寧な治療をしたほうがいいとは思いませんか?

治療についてどの歯科医院を選ぶのがいいのかは患者さんの自由です。
若いドクターであるとか、ドクターが変わるというのがいやだなということであれば、ほかの歯科医院を選ぶ権利はあなた自身にあると思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
神経を抜くのは、虫歯に限定されるものではありません。
詰め物セメントとの相性が悪くやむなく神経を取ることもあります。

疑問点は質問されていいともいます。

やはり担当の先生がコロコロ変わるのは、困ったものかと思います。
やはり長く見てくれる先生がいいのではと考えます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ヒヨコ 様、初めまして。
虫歯で詰めた歯が、抜髄になり、ご不安の事と拝察申し上げます。

実際にヒヨコ様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、一般的に深いむし歯を充填した後、しみたり、疼痛が発現する場合があります。
象牙質内の象牙細管を通して温度刺激、接触刺激、酸味刺激等が歯髄内の神経に伝わる為です。

1.症状が漸次減少傾向に向かう場合は、3カ月程経過観察です。
歯髄腔内部に二次象牙質が造成して来て、神経が守られ、疼痛が消失する場合があります。

2.症状が漸次増加傾向に向かう場合は、歯髄炎に移行しつつあります。
抜髄(神経を取る)に至る場合もあります。


ヒヨコ 様の場合は、文面より、出血が有ったとの事ですので、恐らく、露髄(神経が一部露出)の状態だった為、抜髄に至ったものと思われます。
その際のご説明が少々不足していた感が否めない感じが致します。
ご疑問を感じる時は、ヒヨコ 様の方から、どんどんご質問されてみて下さいね。

お大事にどうぞ。

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