最適な治療方法、ということですが、それがわかれば苦労しません。
例えば乳癌で乳房温存療法というものがあります。
うまくがんを切除できて再発しなかった方からすると、それが最適な治療法ということになりますが、再発した人からすると乳房を切除しておいた方がよかったのではないか、ということになります。
それを術前に最適なのはどっちといわれても、それは神様にしかわかりません。
今回のような方法ですが、本当に7番を抜いて8番目の
親知らずが下の歯と噛むことは10パーセントくらいの確率、、、かもしれません。
では、今のまま置いておいたらどうなるのか、
親知らずを抜いて、その7番が10年持つのか、ということを考えると、その確率も10パーセントくらいかもしれません。
その場合、7番の歯も
親知らずもなくなってしまうということになります。
で、あれば10年後に予後がいいのはどっちだろうと考えて、7番を
抜歯という選択肢も間違いではないと思います。
(私も数例このような選択をしたことがあります。1例はほとんど
親知らずがうまく7番の位置に来て、その選択をしてよかったと思っています。うまく位置が来なくても、矯正すれば
親知らずは動かすことができる可能性を残すことができます。)
あとは今のその7番と
親知らずの位置関係や根っこの状況次第だと思います。
確率もあくまで想像で書いているだけで、こっちの可能性のほうが高いかも、と思う状況かもしれません。
最終的には歯医者さんを信頼してもらうしかないと思います。