いろいろ情報がありすぎると逆に不安になることがありますよね。
まず、一般的な処置方法ですが、(歯科に限らず一般的に)できるだけ侵襲の低い処置から始めてだんだん疑わしいものを排除していき、だんだん大がかりな処置をしていく、(がんなど一部は除きます。)という原則があります。
今回の腫れも単なる
歯肉炎から
歯周病、
咬合、ダミー部分の清掃不良、形体不良、
親知らず、
根尖病巣、歯の亀裂、その他、などが考えられます。
一つのものが原因ではなくて複合的にからんでくる場合が普通です。
歯ブラシ、
歯周病の治療程度で腫れが治まると最初の先生はまずは思われたのでそういう処置を行って、次の先生はその情報があるのでもう少し次の段階、
親知らずが原因かも、ということを疑った、
親知らずを抜いても
ブリッジはそのまま使えるならその方が処置としては少なくなるので、まずは
親知らずの
抜歯をしてください、ということになった。
で、それでも痛み腫れが引かなければ
ブリッジをはずして根っこの状態を見てみないといけません。
根っこの先のほうの
病巣が原因で腫れているのであれば
ブリッジのやり直しができますが、辺縁がすでにひびが入っていたりもっと根っこの先のほうまで割れていたらその時点で
抜歯ということになります。
いきなりヒビを疑って
ブリッジをはずしてもしそうでなかったら、ということと比較して、まずは侵襲の低い処置から考えられる可能性を一つ一つつぶしていって最後に不可逆的な処置を行っているという状態で、今の先生のおっしゃる、まずは
親知らずを抜いてそれでも治らなければ
ブリッジをはずすということも十分考えられることです。
症状も一つの情報で、何も病的なことがなくても一時的に痛くなったりすることも考えられます。
そういったことを含めてトータルで考えていくのが医療行為です。
どういうことが考えられるのかできるだけしっかりと質問をして、どういう状況か説明を受けるようにしましょう。