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6歳の子供の歯茎が腫れ、抜歯と言われた。海外での治療が不安。

rikoriko様46歳女性
海外在住です。(北米)
8月で6歳になる息子の歯茎が腫れて歯医者に行きレントゲンを撮ったところ、バクテリアによる感染の為、抗生物質を1週間分処方されました。

乳歯がいる状態だと永久歯に影響を及ぼすので来週初めに歯を抜いて、スペースメンテナンスをすると言われました。
歯を抜くのは来週なのですが、スペースメンテナンスはそれが出来るドクターを自分で探さなくてはならず、渡されたリストにそって予約の電話を入れようとしても、夏休みだから1ヶ月後に予約の電話をするようにと言われました。

まず、この状態で歯を抜くと言うのは本当に必要なのでしょうか?
カナダでは大人でも歯茎が腫れれば歯を抜いて差し歯をするのが普通なようです。

腫れた状態は、ややピンクかかった丸い出来物の中央部が薄黄色っぽくなっている感じです。
触らない限り痛くないようです。
まだ薬を飲み続けている最中ですが、少し腫れが引いてきて薄黄色いのは無くなり、歯茎にそって赤くすこし膨れた状態です。
先ほどまた見てみたら腫れ自体が引いた感じです。

英語での治療なので余計に不安であり、はたしてこの治療方法で良いのか本当に疑問です。
スペースメンテナンスも、歯を抜いたとして、出来るまでに1ヶ月以上はかかりそうです。

なるべく歯を抜くのは避けたいところですが、日本の治療方法も含めアドバイス頂けると嬉しいです。

宜しくお願い致します。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
抜く歯は乳歯ですよね。
日本であれば、残す価値のある乳歯であれば最低一度は根の治療をするとは思われます。
が、残す価値のないものとの判断であれば、抜歯は最善策になります。

最近、少し乳歯の根の治療に関しては考え方が変わってきつつある傾向にあります。
スペースメインテナンスいわゆる、保隙といもので、歯がよってきて隙間がなくなるのを防ぐ治療法です。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
北米での治療ということで不安でしょうね。

6歳という年齢から考えるとおそらく乳歯虫歯がひどくなって神経が死んでしまって歯茎がはれている状態ということが想像できます。
腫れている場所にもよりけりですが、日本であれば通常まず抜くことはせずに乳歯の根っこの治療をすることが一般的だと思います。

アメリカと日本ではその治療の制度、目的、考え方が全く違います。
アメリカでは腫れたりする状態であれば再発を絶対にさせないように原因をとってしまう、今回の件でいうと乳歯を抜いてそのあとそのスペースが寄ってこないようにスペースメーキングをするということになったのだと思います。
(アメリカでも小児歯科や、小児の根管治療専門医というのがあればまた別の考えで治療を行っているところもあるかとは思います。)

日本では再発するかもしれないけれども、できるだけ歯を残してそのことによってスペースメーキング(奥の歯が手前に寄ってこないように防止する)すればいい、という考え方で、保険で治療する基本の治療となっています。
セカンドオピニオンで小児の治療を行っている歯科を探してみてはいかがでしょうか?

蛇足ですが、カナダの件は何らかの誤解があります。
腫れて抜歯をしたらそこに単独の差し歯はできません。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
rikoriko 様、初めまして。
海外でお子様の抜歯で困惑されておられる事と拝察申し上げます。

実際にお子様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、文面より、抜歯予定部位がわかりませんので、一般論で回答致します。
1.抜歯部位が前歯部であれば年齢的にスペースメンテナーは不要です。
2.抜歯部位が乳臼歯部であればスペースメンテナーは必要です。

抜歯が妥当かどうかは、拝見致しておりませんので、判断が困難です。
最近の日本国内では、6歳で乳臼歯抜歯する事は頻度的にはかなり少ないです。

小児歯科専門医で診ていただく事も選択肢の1つと思われます。

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