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ご相談

歯が割れたら神経を抜いたほうがいいですか?

ゆーこ様52歳女性
はじめまして。
割れた歯の治療についてご質問させて下さい。

数ヶ月前にものを食べている時、パキッとすごい音がして、歯が割れたようです。
「ようです」というのは、その時は音がした瞬間以外は痛みもなく、「何か固いものでも噛んでしまったんだろう」と思って、そのままにしていました。

それから2、3ヶ月経って、左下奥歯がしみたり、たまに少しジンジンした痛みがあるようになり、かかりつけの歯医者さんで診察を受けました(半年に一回以上は歯の清掃などに行っています)。
すると左下6番の歯が割れている、と言われました。

どこまで割れているのかはわからないし、割れた歯は元には戻らないけれど、神経があれば奥の方(歯の内部ということ?)は多少再生することもあるし、大した痛みがないのならしばらく様子を見ては、とのことで、しみどめの薬を塗って、噛み合わせで負担がかからないように少しだけ表面を削り、その他の治療はしませんでした。

歯が割れるなど初めてのことで、不安だったため、近所の別の歯科医院にも意見を伺いに行きました。
その医院では、炎症があるため、神経の治療を行った方が良いのではないか、今は大したことがなくても、もっと痛くなり、最悪歯を抜かなければならなくなるかもしれない、と言われました。
また、割れているのではなく欠けているのではないか、とも言われました。

神経を抜いてしまうと元には戻らないですし、長期的に見ると歯がもろくなると聞いたことがあるので、迷っています。
その後何もせずに1ヶ月以上経っていますが、状態は相変わらずで、冷たいものなどがしみるほかは、朝起きた時や時々ジンジンと鈍い痛みがある程度です。
特に悪くなったり、耐えられないような痛みがある訳ではありません。

やはり神経を抜いてしまった方が良いのでしょうか。
ヤブヘビになるのも怖いし、放っておいて手遅れになっても困るし、迷っています。
アドバイス頂戴できますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
(かかりつけの医院には長いことお世話になっているので、できればそこで治療したいと思っています。現在も普通の虫歯の治療をやってもらっています)

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
歯の割れ方がいまいちわからないのですが、一部分が割れたのか、また、亀裂が入るほど割れたのかによって処置が変わってくると思われます。

表層が割れたのであれば、詰め物を接着することで事足りるような気もしますし、割れた部分に亀裂が存在し、象牙質まで及んでいるような場合、早急にその亀裂をふさぐ必要があります。
その場合、削る必要がある場合削らなくても大丈夫な場合がありますので、きちんと診断してもらう必要があります。

特に痛みや温水痛が無い場合、神経を取る必要はないと、私は考えます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
今の歯科医院での判断で問題ないと思います。
ひどい痛みがない状態なのであれば、今のままかみ合わせを少し当たらないように保護して削って、だましだましでも使っていく。
そのうえで痛みが出たらあきらめて神経を取る、神経を取っても歯のヒビが根っこの先のほうまで行っているようであれば症状によっては抜歯が必要、ということになります。
早くした方が痛みが出てからするよりも痛みは出ない分楽ですし、ヒビがどんどん悪い方向に進行していくのも食い止めることができる可能性が少しは高いのですが、さて、ひび割れた先がどの方向でどの程度まで進むのか、なんてことはだれにもわからないので、あとは患者さんの考え方次第ということになります。

あまり痛みを我慢しすぎずに、仕方がないなと思えるならば、歯の神経を取って処置をしてもらうようにしてください。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
ゆーこ 様

ご心配ですね。
残念ながら、ヒビが入ったり、割れたりした歯は通常元には戻りませんし、状態は悪くなるばかりです。
幸い、その程度の症状ですと、まだ歯髄炎という、すぐに神経をとりましょうというところまではいっていないようですが、日々噛み合わせによる刺激でヒビが拡大しないように被せてしまうのもよいかもしれません。

ヒビの入った場所・入り方にもよりますが、将来症状が出た場合は、神経を取らなければいけなくなるでしょう。
保存できない部分は、抜かなければならなくなるかもしれません。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ゆーこ 様、初めまして。
歯の割れで、御心配の事と拝察申し上げます。

一般的に、歯の破折に関しては、以下の様な対応になります。
1.歯の欠け
  1)歯髄に達していない場合⇒充填
  2)歯髄に達している場合⇒(1)直接覆髄(直接覆髄法
                    (2)断髄
                    (3)抜髄
2.歯の破折
  1)歯冠部のヒビ⇒経過観察
  2)歯根部まで至る破折抜歯

ゆーこ 様がどの範疇にあるのか、かかりつけ歯科医院で良く診査していただいて下さい。

お大事にどうぞ。

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