お一人暮らしの娘さんというのは成人されているのでしょうか?
もし成人しているとして、難しい症例だから親を呼んでその説明をしないと医療ミスと言えるのでしょうか?
詳しい説明というのがどの程度のものなのか、どこまでどのように話したのか、もしくは話していないのか、など、そういったところもはっきりわかっているのでしょうか?
全く説明がなかったという事ですが、
抜歯をするという事は認識されていたんですよね。
歯茎を切ったりするという事も聞いていなかったのでしょうか?
抜歯は手術です。
思ったようにいかなければ、その都度適切にその問題に対しての処置を行っていく、という事を行います。
その起き得る問題をすべてあらかじめ予測して全部説明するという事は、実際問題難しいです。
例えば
抜歯をするのにふつうはすぐ抜けるけれども、
麻酔が効かなければ
麻酔を追加して、根っこが引っかかれば根っこを削ることもあり、見えなくなったら
歯茎を切って、
アレルギーが出たら救急車を呼んで対応するなど、
乳歯を抜くときにもそういった説明が必要でしょうか?
> 1.歯は割って
抜歯した
親知らずを抜くときには普通に行います。
> 2.治療中の痛みがひどく
麻酔薬を追加したが痛みが消えず、神経に近いと言われた
通常は追加の
麻酔で効きますし、追加をすれば効果が出ることが多いです。
それでも効かなかったという事で、そういうことが考えられるという事だと思います。
麻酔が効いていない場合、追加の
麻酔をすることはよくあることです。
痛いのに
麻酔を追加せずに処置を続ける方がひどいです。
> 3.
縫合後の検査で歯が残っていることがわかったらしく、再度
縫合を解いて歯を取り除いた
非常に適切な対応だと思います。
問題が生じたとき、問題が発覚したときに適切に対応するというのはミスではありません。
> 4.その際に
抜歯に使用した器具が奥に落ちて入り込んでしまったが、神経に近いため、本院では取り除くことが困難だということで器具が入ったまま
縫合された
器具が残ってしまい、その摘出が困難と認識したので無理をしないで後日の対応を説明された、という事ですから、それをもってミスという事はできないと思います。
無理だと思ってもさらに摘出を試みて、神経を傷つけて一生残るような麻痺を起こすという事のほうが医療ミスといえると思います。
> 5.器具については大学病院を紹介するのでそちらで診てもらうことになりそうだか、具体的な病院や対応は説明されていない
これについてはまた紹介してもらえると思います。
> 6.
麻酔が切れても違和感があったらすぐ連絡を入れるように言われたが、麻痺についてのリスクは説明がなかった
歯根が
下顎骨の
下歯槽神経に近くても、傷つける心配がなければそこまでの説明はしないと思います。
ただ、今後残った器具の摘出や根っこの摘出を行う際には問題になる可能性もある、という事で説明されたんだと思います。
いずれにしても、もともとは難易度の高い
親知らずの
抜歯を行って、最終的にその問題を取り除くことが出来るかどうかという点が一番大切なことであり、それが難しくできなかったという事そのものがミスという事は言えないという事です。