7番8番がなくなるということですね。
大丈夫というのがどういう意味なのかにもよりけりですが、もちろん万全の体制ではないですよね。
大丈夫ではないと思います。
出来れば7番もあったほうがいいと思います。
では、どういうことができるのかというと、
入れ歯や
延長ブリッジ、
インプラントという選択肢になると思います。
入れ歯は非常に使いにくく、やはりばねをかける歯がむし歯になるリスクが非常に高くなります。
綺麗に磨けていればいいのですが、今までの経過から考えると恐らくむし歯で早期に歯を失うことになりそうです。
矯正をしていたからむし歯リスクが高かった、という事なのであれば、今度は
入れ歯のばねによってむし歯になりやすかった、ということになると思います。
延長ブリッジは手前2本の歯を削りこんで片持ち梁の要領で
ブリッジをします。
10年くらいでその削った歯がダメになる可能性が結構あり、私は絶対にしません。
(力の加わり方によって崩壊する率が非常に高いです。)
インプラントができるならもちろんそれが一番かもしれません。
ただ、
インプラントをしても清掃性が保てるだけの
歯周組織が残っているということが大切です。
(個人の状況によっていいこともあれば悪いこともあるということです。
矯正をするということはあごが小さいという可能性が高いのかもしれませんが、そうなると十分なスペースがあるのかどうかという点が問題になってくると思います。)
いろいろなやり方が他にあるけれども、それらにもすべてリスクがあります。
放っておくとそれはそれで上の歯が伸びてきて、そのうち
抜歯になるというリスクはあります。
そのリスクと他の処置のリスクで一番ましなのは、私は
インプラントを除けば放置だと思っているので、消極的に放置をお勧めしています。
(あくまで私の私見です。)
放置が決して大丈夫というわけではありません。
すでに7番がなくなるという大丈夫ではない状態になってしまうという事です。
そのうえでどれが一番ましなのか、という選択でしかありません。