根っこの治療のご相談ですね。
根っこの管は、患者さんが思っているほど単純で、すきっと治療できるものではありません。
一昔前までは神経まで達した
虫歯は
抜歯、という処置でしたが、そこを何とか無理やりに近い形で
麻酔して神経を取って、痛みをひかせ、使えるようにと行っているのが歯の神経の治療です。
歯の形態、根っこの形態、歯の位置、根っこの管の細さによってはどうしても物理的に完全な処置をすることができないこともあります。
また今回のような場合には神経の管はきれいになっており、その奥の骨にまで器具が達しているという可能性もあります。
処置を行う際にそういうことを参考に処置を決めていくこともあります。
今も痛みが続いているようですが痛みどめを服用してもらって結構だと思います。
通常、細菌感染していなければ、物理的な刺激による
炎症なので、2,3日くらいで痛みはひいてくることが多いです。
ただ蛇足ですが、今回の経過を見ている限りですが、急激に痛みが出たのが
歯牙の
破折(亀裂、ヒビ)だと考えると、根っこの神経を取っていったん痛みが引いても、なかなか改善せず、
抜歯となるケースも考えられます。
これが根っこの先のほうで起こった亀裂であれば、推測で処置をしていくことになるので治療が長引くこともあります。
今の先生が上手いか下手か、人伝えに聞いても決して判りません。
それと同じでどの先生が上手いか、というのはなかなか言えないと思います。
(
自費で
根管治療を行っている先生は技術に自信もあるし、それだけの経営を行えるのですから上手いと推測はできます。)