歯のお悩み相談詳細

HOME >
歯のお悩み相談 >
歯のお悩み相談詳細

ご相談

2022/05/31

小児歯科治療方法

歯の神経が生きているか、判断する方法はありますか？

母様46歳女性

12歳の息子です。
昨年11月に友達に投げ落とされ前歯が2本取れました。
1本は神経が露出しており、もう1本はうっすらピンク色が透けて見える状態でした。
一か八か神経の処置はせずに様子を見ていたのですが、神経が露出していた方の歯の痛みが続き、12月に神経を取りました。
死んでしまっていたと説明を受けました。
その後もう1本の歯の痛みが度々ありますが、神経が生きている可能性もあるのでと様子をみています。
神経が生きているかのテストを行ったところ、１つはあまり反応がなく、もう１つは少し反応があったそうです。
先週金曜日に受診し、今週の金曜日に再診予定ですが、歯の痛みが強くなっており夜中に起きて痛いと泣いています。
ただ神経が生きている可能性があるなら残したいと思っています。
歯科医院の先生も同じ考えで様子を見ましょうと言われています。
何か判断する方法があるのでしょうか？
レントゲンも撮りましたがわからないと言われています。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

神経が死んでいるのか、それとも生きているのか、とても難しい問題です。

というより生きているのか、死んでいるのか、という二つの選択肢ではなく、半分死にかけ、まだ少し生きている、ちょっと死にかかってる、というような、生きていると死んでいるの間の状態もあるからです。
考え方がいろいろあり、私の場合には痛みがあるようなら、その後その状態で何年も安定することはないと考え、神経を取る処置をします。
（痛みがあるなし、苦痛があるなしで判断します。）
神経を取るまで行かない、歯髄切断という処置をすることもあります。
いずれも根っこの状態などをいろいろ判断しての対処です。

この辺りはとても難しいところで、正解と呼べるものはありません。