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2021/11/22
顎関節症 治療方法

顎関節症と診断されたが、何もしていなくても痛みや違和感がある

まろん様29歳女性
1週間ほど前から右側の顎の違和感と奥歯の痛みがあり、口腔外科を受診しました。
奥歯の痛みのため部分的なレントゲン、そして全体のレントゲンを撮ってもらい診察してもらいましたが、歯茎や歯の異常はなく、口を開けるときに1度少し左にずれてから開くこと、顎に違和感や痛みがあること、こめかみや頬骨に痛みがあることから顎関節症と診断されました。
ちなみに、3日前に右耳も痛くなり、耳鼻科を受診しましたが、異常なしでした。

顎関節症といわれましたが、何もしていなくてもこめかみの少し下あたり(耳の前側)や、耳の裏の顎の骨から顎にかけてに軽い痛みや違和感があります。
口を開ける時にも同じ箇所に痛み、違和感があります。
これはアセトアミノフェンを飲んで様子を見ても良いものでしょうか？
また、エペリゾンと言われる筋肉の緊張を弛める薬もいただいています。
このふたつを飲んで様子をみて、1週間ほど治らなければ再度受診でいいでしょうか？

痛みがあって不安なので聞きました。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
顎関節症はその名の通り症であり病ではありません。
病という名の付くものは原因がなくなれば病気も治りますよね。
症と病、何が違うのかというと、症というのは症状でくくった原因がさまざまな要素からなるものなんです。
ですからこうすれば治るというものはなく、様々な原因と考えられることに対して様々なアプローチをして手探りで治療を進めていくというものです。

顎関節学会でも鎮痛剤と筋弛緩薬は勧められています。
これを服用して経過を診ていくというのもいいと思います。

あとご自分でできることとしてTCHの是正というものがあります。
TCHとネットで検索すると対策まで含めていろいろと出てきます。
まずはそれを試してみてください。
当院ではこれをお勧めすることで大半の顎関節症の痛みの症状は治まることが多いです。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
顎関節症ですが、あくまで私見として、ということになります。
自院に来院した患者さんには、あまりにひどい症状を持つ方は紹介しますし、軽度な方においてはTCHの有無の確認をすることにしています。

さらに、顎関節症ですが顎関節症候群としてお話をすることが多く、治らないことが多いので一生顎関節とお付き合いするということで（顎に悪いことは極力避ける） ある程度納得してもらっています。
ですので、ご自身の判断で受診していいと思います。

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