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2021/11/04

抜歯前後に一度もレントゲンを撮らないことはあり得ますか?

チョコボ様61歳女性
以前83歳の母が抜歯後炎症がおさまらずMRIが撮れない件で相談したものです。
その後口腔外科の先生が工夫していくつかのシンチ検査をした結果、手術をするとしたら上顎骨を外すことになるという説明をされました。
高齢だしそこまでやるよりは今後対処療法になりそうです。
今さら言っても始まらないのですが、そもそも骨粗鬆症の薬を服用・注射している母に対し、レントゲンも撮らずに抜歯するという対応はあり得ることですか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
抜歯後に感染してしまったんですね。
レントゲンを撮っていれば、抜歯後に感染していなかったということでしょうか?

なぜ抜歯をしないといけないということになったんでしょうか?
痛み、腫れ、動揺、腫脹などはなかったんでしょうか?
見ただけで、抜歯の適応ということはよくあります。
わざわざそんな状態で、放射線被ばくをさせる意味があるのでしょうか?

また抜歯をせず、そのまま置いておいても骨にまでで感染することもあり得ることです。
だったらその感染リスクを少しでも下げるために抜歯をするというのは、決して間違いではありません。

つい最近、ビスホスホネート服用中に抜歯をするのと、プラプラして、感染リスクがあるものを置いておくことと、どちらがリスクかという研究で、感染リスクは変わらないという論文が発表されました。
何が何でも歯を残しておくことが正解ではないという可能性があるということです。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
通常は撮影することが多いと思いますが、歯がかなり揺れている場合、撮影しないこともあります。

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