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ご相談

根管治療とフィステルについて教えてください。

om45様42歳男性
タイトルの通り、現在根管治療に通っているのですが、2点不安があるので、どうかご教授ください。

まず状況ですが、何年か前から上前歯の歯茎にできものがあり、それがフィステルというものであると最近になって知りました。

放っておくのはまずいと知り、歯科へ行きました。

医師の診断によると、私は小さいころに問題の上前歯の虫歯治療を行っているのですが、その時期の薬には神経を刺激する成分が入っていたことがあり、おそらくそれがフィステルの原因だろうということでした。
(ちなみにその時の治療の後、ほどなくして詰め物がとれてしまい、気にせずに放っていました。もう15年程度以前の話です。個人的にはそれがフィステルの原因になってしまったのだと考えていました。)

また、医師によると、同じ原因で上前歯の成長が止まっており、上前歯の歯根の深さの平均は2.5cm程度であるのに対し、私の場合は1.8cm程度しかないということでした。

そこで2つ相談に乗って頂きたいのですが。

根管治療自体は「経過が良いので次に終了しましょう」と言われています。
しかし、フィステルは小さくなってはいるものの、まだ消えてはいません。
以前どこかのHPで、フィステルが消えてから根管充填している様子を読んだ事があったので、少々不安です。
これは根管治療を終えてから次第に消えていくものなのでしょうか?

・二点目ですが、上記の歯根の浅さの問題で、差し歯にするには強度に若干不安があると言われ、根管治療の後は被せ物をせず、失活歯のままにして様子をみようと言われました。
私としては、もし歯が割れて抜歯となってしまったらどうしよう…と不安になってしまいました。
やはり歯根が浅いと差し歯にするのは勧められませんか?

以上、どうかよろしくお願いいたします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
細かい状況が良くわからないので必ずしもこうしたほうがいいということは言えませんが、一般的にフィステルが消えてから根管治療を終了する、、、根っこの穴を詰める、、ということをするのですが、どうしてもフィステルが消えない場合には最終的なもので詰めて経過を見ることもありえます。

根っこの治療を行う際、根っこの管を広げているわけですが、根っこの先がどんどん崩れている、破壊されているということもあります。

そうなると繰り返しの根っこの治療は逆効果になることもあります。
(ただ今回の件がそうなっているという確証はありませんし、この辺りが状況次第ということです。)

そしてそれでも症状が出てしまうようであれば外科的な処置に移った方が結果的には良いような気がします。
(これも状況次第です。)

そして第2の質問ですが、被せをしたからといって歯牙の破折が起こらないというわけではありません。

ドクターによっても考え方がわかれますが、残っている歯牙の状況ではそのまま裏の穴をレジンというプラスチックで埋めて終了することもよくあります。

要は残っているご自分の歯がたくさんが少ないか、ということで割れやすそうかそうでないかが決まってくると思うのでこの辺りの判断は主治医と相談して決めればいいと思います。

根の長さが18mmというのは決して極端に短いというわけではありません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
・これは根管治療を終えてから次第に消えていくものなのでしょうか?

根の先が治りの過程に入っているのであれば、無くなるはずです。

心配であれば、仮の詰め物で2週間ほど様子をみてフィステルが小さくなっていくようでしたら、最終形のものを詰める考え方もあると思います。

・二点目ですが、上記の歯根の浅さの問題で、差し歯にするには強度に若干不安があると言われ、根管治療の後はかぶせ物をせず、失活歯のままにして様子をみようと言われました。
私としては、もし歯が割れて抜歯となってしまったらどうしよう…と不安になってしまいました。
やはり歯根が浅いと差し歯にするのは勧められませんか?

根と上物の比率の問題もありますが、不可能ではありません。

差し歯にすることで、歯が守れるわけではありませんので、現状を最大限利用するのがまず一歩だと考えます。

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