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2021/06/09

歯間部分の治療について、自費と保険とでは耐久性は異なる?

kyon様25歳男性
奥歯の歯間部分に虫歯ができております。
水などはシミていないため、C1程度までと考えているのですが、2次虫歯と審美的な観点から、ジルコニアまたは自費によるダイレクトボンディングを考えています。
そこで質問なのですが、

1、自費と保険とで使用するレジンは、やはり耐久性という観点では異なるのでしょうか?
2、歯間部分の小さな虫歯に対して、インレーは削りすぎて2次虫歯が生じる可能性が高くなりそうなのですが、自費インレー自費レジンではどちらがおすすめでしょうか?
3、奥歯のインレーでは金歯がおすすめとおっしゃる歯医者の方が多いのですが、ジルコニアセラミックは延性という点で金歯に負ける(2次虫歯になる)と思うのですが、その点ではいかがでしょうか?

せっかく自費ダイレクトボンディングした後に2次虫歯になっては費用がもったいない気がするので、最初からインレーにした方が良いのでしょうか?
結局は食生活だとは思うのですが、ぜひご教授ください。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 1、自費と保険とで使用するレジンは、やはり耐久性という観点では異なるのでしょうか?

そこまでの違いはないかもしれません。


> 2、歯間部分の小さな虫歯に対して、インレーは削りすぎて2次虫歯が生じる可能性が高くなりそうなのですが、自費インレー自費レジンではどちらがおすすめでしょうか?

自費レジンのほうがやはり削除量が少ないという面からおすすめです。


> 3、奥歯のインレーでは金歯がおすすめとおっしゃる歯医者の方が多いのですが、ジルコニアセラミックは延性という点で金歯に負ける(2次虫歯になる)と思うのですが、その点ではいかがでしょうか?

確かに延性という面では金のほうが有利です。
ですがプラークの付きやすさという面では断然ジルコニアセラミックのほうがプラークは付きません。
レジンは金よりもプラークがつきやすいです。
そういう面からジルコニアと金ではどちらが優れているというのは、なかなか一言では言えません。


> せっかく自費ダイレクトボンディングした後に2次虫歯になっては費用がもったいない気がするので、最初からインレーにした方が良いのでしょうか?

そもそも本当にC1なのであればインレーにするほうがダメージが大きいです。


> 結局は食生活だとは思うのですが、ぜひご教授ください。

その通りだと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
自費として使用するレジンは、保険材料として収載されていないということだけで、樹脂は樹脂だと理解しています。
現在はメタルフリーの傾向にありますが、審美的な要素を重要視しないのであれば、私はゴールドを勧めます。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 1、自費と保険とで使用するレジンは、やはり耐久性という観点では異なるのでしょうか?

耐久性と審美性で自費のものがやや優れると思います。


> 2、歯間部分の小さな虫歯に対して、インレーは削りすぎて2次虫歯が生じる可能性が高くなりそうなのですが、自費インレー自費レジンではどちらがおすすめでしょうか?

接着を用いると思いますので、どちらでもいいように思えます。


> 3、奥歯のインレーでは金歯がおすすめとおっしゃる歯医者の方が多いのですが、ジルコニアセラミックは延性という点で金歯に負ける(2次虫歯になる)と思うのですが、その点ではいかがでしょうか?

再現性がよければ、接着ものですのであまり変わりはないような気がします。

池村 光代 先生からの回答

池村 光代
東京都
京橋歯科医院
池村 光代先生
1 保険と自費では別のレジンを使用することが多いと思います。

2 虫歯の大きさや場所により歯科医師が判断して治療するので一概に言えないのです。削る量はダイレクトボンディングの方が少ないです。一方で治療の手順等は難易度が高いと個人的に思います。

3 仰る通りで、メーカーのデータでは若干ゴールドの方が成績が良いとされていました。当然ですが金属は欠けません。

どちらも特徴があり症例に合わせて選ぶのが良いので主治医とご相談されると良いでしょう。

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