結果的には、痛みの原因が5番だったことになり4番の
抜髄の必要性を問うことになるのでしょう。
5を外し4の
隣接面に
カリエスがありそれを処置したことで、その深さも検討課題になりますが、出た痛みが4番の
歯髄炎を疑ったことになります。
歯髄炎の場合は、
抗生剤は適応外ですので出すことはできません。
ただし、腫れてくることは無いので、腫れたことで別の疾患も疑うべきでした。
歯根破折も経時的に大きくなりますので、
レントゲンでどの時点で診断ができるかという微妙なタイミングの問題もあるかもしれません。
先生が当初の痛みが5の
破折が原因だったとはっきり認めておられるのでしょうか。
みちみち様はどのようなことをお望みなのでしょう。
今回の痛みが全く4に関係なく最初から5の
破折→
抜歯の治療になっていたとすると、その部分の
補綴を考えなければいけなくなったはずです。現在もそうですが。
その部分を
インプラントにするのか
ブリッジで対応するのか。
ブリッジにするのであれば、
支台歯として対応しますので
失活歯になったのは残念ですが、4番は被せて対応ということになり見た目の結果は同じになります。
インプラントで
補綴することを希望の場合は、
抜髄によりどの程度歯を削り込んでいるかにもよりますが、今後の削合修復は必要のなかった処置ということになります。
それらをどの程度の損害と評価するか専門家の判断に委ねるしかないでしょう。