歯のお悩み相談詳細

ご相談

前歯の骨造成治療をした方が良いのか悩んでいます。

ジャスミン様58歳女性
初めてご相談させて頂きます。
転倒し、元々前歯4本が差し歯でしたがその内1本を根本から折ってしまいました。
完全にその1本は抜歯となりブリッジにすることにしたのですが、抜いた後、将来的に骨が吸収されてしまい前歯の左右に段差ができてしまうかもしれないと言うような説明を受けました。
そうならないように、骨造成を施しておくことを勧められました。10万円掛かるそうです。
この骨造成をするべきか悩んでいます。
今回の治療が嵩み経済的に厳しい為10万円でも、そこまで必要で無いのであればやめたいところです。
将来的というのが70歳80歳の話なら(いま54歳です)もしかすると前歯の多少の段差なんて気にしないのでは?とも。
やらずにいたら、どれくらいの期間で骨が吸収されて歯に段差ができるのか?
また、初日にレントゲンを撮りましたが、2回目に精密検査のためCTも撮り、その時の説明ではこのCTに5万円掛かるが、このまま当院で治療を続けらようなら今後の治療代(ブリッジの代金と認識しました)に含まれる、という事で了承しました。
ところがその日にこのCT検査代を請求されたので、院長先生の説明と違う旨を受付の方に話し、現在保留というか、まだ支払っていない状況です。
先生は、もしインプラントにするなら含まれるという意味だったと仰いますが、ブリッジと決めていたので矛盾しているようにも思えて納得できていません。
私の聞き違いなのか?
この日CT以外にも、食いしばりがあるようで、噛み合わせの検査もしましょうと言われ、前歯で何か噛んで頭に器具を固定して顎の位置を正して写真を何枚も撮りました。それに5万円。
結果マウスピースを作って終わりなのですが、私の知り合いで歯ぎしり食いしばりで同じ様にマウスピースをやっている人が居ますがそんな検査はした事がない、との事です。
その5万円の検査は何のためにやったのか?
結果、その日はCT検査と噛み合わせ検査で合計11万円請求されたので、いま未払いです。
どうしても必要な検査なら高くても致し方ないのですが、説明を受けても素人では判断がつかず、こちらにご相談しました。
一般的にもこの治療やこの検査は必要だと思われますか?
どうぞ宜しくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 抜いた後、将来的に骨が吸収されてしまい前歯の左右に段差ができてしまうかもしれないと言うような説明を受けました。

その通りです。


> そうならないように、骨造成を施しておくことを勧められました。10万円掛かるそうです。

法外な値段というわけでもなさそうです。


> この骨造成をするべきか悩んでいます。
> 今回の治療が嵩み経済的に厳しい為10万円でも、そこまで必要で無いのであればやめたいところです。
> どれくらいの期間で骨が吸収されて歯に段差ができるのか?

半年くらいでかなり骨は吸収してきます。
その後も数年かけて痩せていきます。
どのくらいまで痩せるかというのは個人差がありますが、それがどのくらいなら気にしないのかは患者さんの感覚の問題なので私にもわかりません。
歯茎のへこみになるというのがわかっているのであれば最初に言って欲しかった、という質問もここでは多く見かけます。
そこまで必要がないというのがどの程度なのか、事前に把握することは歯科医院側でも困難です。
そういう意味ではより丁寧な説明をしていると思います。

噛み合わせの検査なども保険外での検査だと思います。
保険での治療を希望するのであれば、その歯科医院はやめておいたほうが良いと思います。
噛み合わせの検査という項目は保険ではありませんから、より精密な検査となると保険外になってしまいます。
ただそれは事前に説明があってほしいところなので、その点に関しては私にもわかりません。
保険であればそのような検査はなく、とりあえずマウスピースを作って、ということになると思います。
マウスピースの作り方考え方なども保険とは違うかもしれませんし、何とも言えません。)

ブリッジについても、保険であれば歯茎の段差などは最初から考慮も説明もなく、保険内での治療を出来ることだけ勧めてくれると思います。
より高度な治療、見た目の段差や歯茎のへこみなどをなくしてより自然に見せたい、というようなことを求めると保険では制約があってできなくなるので、今のように保険と保険外の治療とがわかりにくくなってしまうということが起きてしまいます。


> 説明を受けても素人では判断がつかず、こちらにご相談しました。
> 一般的にもこの治療やこの検査は必要だと思われますか?
> どうぞ宜しくお願い致します。

歯の治療を保険でするのか、保険外でするのか、どちらが一般的なんでしょうか?
普通というのがこの日本での治療のパーセントであれば保険だと思います。
でも世界的に見れば先進国ではインプラントが一般的な治療なのかもしれません。
保険での治療に満足されない方も多々おられますし、その方が一般的ではないということでもないと思います。
最終的に保険外でもいい治療をしたいと望むのか、それとも保険でいいと思うのかはご自分で判断してもらうしかないと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
保険医療機関なのでしょうか。

健康保険で、歯ぎしり食いしばりなどがある場合は、検査なしに口腔内装置の型を採って、次の診療時に装置の装着で終了するのが一般的だと思います。
咀嚼力検査、咬合圧検査などの機能検査あるいは欠損補綴時の検査なども健康保険の中にはありますが、点数的には高いものでも560点ですので、10割負担したとしても5600円です。
口腔内装置を健康保険で作るとしたら、検査だけ保険外の検査をするというのも、理解に苦しみます。

抜歯をした部分は骨が下がりますので、歯茎のラインを不自然なく補綴しようとすれば状況により骨造成をしたほうがよいケースもあります。
歯根破折が原因での抜歯ですので、破折による感染でどの程度急激に吸収してしまったかによりますので、何とも言えません。
早期の抜歯だとすれば、影響が現われるまで結構時間がかかるケースもあります。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ジャスミン 様、初めまして。
治療の手順と説明の無さで、ご難儀の事と拝察申し上げます。

インフォームドコンセントについて、現在の医療はインフォームドコンセントを基本と致しております。
即ち、充分な説明と同意がベースになります。
従いまして、検査、治療はその利点、欠点等も十分な説明がなされ、患者様の同意が得られた後に、初めて実施する事が出来ます。
具体的には、患者様の同意を得た上で、
1.必要な検査(レントゲンCT、顎の検査、等)
2.診査
3.分析
4.診断
5.充分な時間をとって治療計画をご説明
患者様が、充分納得され、確実に同意を得てから、初めて診療になります。
場合によっては、治療計画は文書(治療計画書)を発行して頂く事も1つの方法です。
この流れが無い医療機関は、失格と申し上げても構わないと思われます。

現在かかられている歯科医院では、その辺りの十分な説明と患者様の同意が不十分だと思われます。
ご自分で納得出来る迄は、安易に治療に移行しない方がベターと思われます。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
保険ではなく高額な自費になりますので、きちんとした説明が必要なのと、患者さんにわかりやすい説明が必要かと思いますので、ご自身が聞いた金額とのすり合わせを再度した方がいいと思います。

歯科医院を探す

全国約68,000件の登録歯科医院より、お住まいの地域や治療内容にあった歯科医院を検索できます。

ブリッジに関するお悩み相談

お口の悩みを歯科医師に相談する

ログイン 歯の悩みを相談 歯科医院を検索