はなこ 様
「
インプラントがあるから」と安易に歯を抜くことを考えないでください。その右下6番(
第一大臼歯)は本当に抜かなければならないのですか?なんとか残す方法は無いのですか?まだお若いのに、どうしてその歯が悪くなったのでしょう。
貴方の今通っている歯科医院で、歯をなくさないためにどれだけ予防について教えてくれましたか?
インプラントはご自分の歯よりもさらにきれいにできないと長くもちません。十分な予防処置と予防についての教育が無い歯科医院では
インプラントをしてはいけません。
これからは今ある歯について「予防」を十分にして、親から、神様から(仏様かな?)もらった歯を決してなくさないように気をつけてください。貴方の「手の指が一本無くなる」としたら貴方はどう考えますか?そんなに安易に身体の一部が無くなってよいと考えるのでしょうか。
もっと、もっとご自分の身体を大切にしてください。歯をなくさないようにしてください。
何軒も、何軒も歯科医院を尋ねて、その歯を守ってくれる歯科医院を探してください。その上で、どうしても抜かなければならない場合は、身体の一部が無くなる事を十分悲しんでください。その上で残りの歯について「絶対になくさない」という決意で守ってください。
インプラントの費用については開業医と大学病院に電話をすれば費用は教えてくれると思います。それぞれの医療機関で料金設定は違います。
インプラントをきっちりしようとすると十分な研究と研修が必要で、その上、設備その他で結構費用はかかるものです。ただ「安い」という事だけで安易に飛びつかないようにしてください。大学病院の場合はもともと外科設備があり、文部科学省、厚生労働省からそのための研究、研修費も出ているために特別な治療費がかからない(費用は安い)かもしれません。
ただ、治療はきっちりしてもらえますが、大学付属病院はあくまで研究、研修の目的も含まれている事を認識しておいてください。この事を良く考えて、もう一度書きますが、ご自分の歯が機能的にも形態的にも貴方に最もふさわしいものであるという事を認識してください。
貴方が一生健康な生活ができるように、今後、ご自分の歯を大切になさるように願っています。