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2019/05/01
虫歯 治療後

虫歯で大きく削った歯が常温の水や甘い物でしみるようになった。

ひまりん様36歳女性
2ヵ月前、出産時に顎（エラ）を痛めてしまい、かかりつけの歯科医院でレントゲンを撮ったところ、エラの痛みとは別件で前歯に表面からでは見えないけれど進行した虫歯があると言われ、かなり大きく削りました。
その後熱い、冷たいものはもちろん常温の水や甘いものでもとてもしみるようになってしまい、神経を取るのもひとつの手段と言われていますが、まだ30歳ですのでなるべく神経は残したく、週1ペースでしみ止めを塗ってもらっていますがほとんど改善されません。
処置をしたのは左上前歯とその隣の間なのですが、最近上顎や左上全体の歯茎、エラに違和感や痛みがあります。
それを訴えても見た目には何もなっていない、多少出血しやすいので歯肉炎かも？と言われていますが、このような痛みは初めてなので不安です。

痛みは日によって差があるように感じますが、寝不足などの体調不良も関係あるのでしょうか？
乳児がいて、夜間授乳などもありかなり疲れやストレスは溜まっています。
痛む時は何もしなくても痛むので、それ自体ストレスになってきましたが歯が欠けやすくなる、変色するなど聞くと神経を取るのが怖いです。
歯茎の痛みの原因も分かりませんし、今後どのような治療を選択すべきかが分かりません。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
前歯がしみるんですね。
歯の神経がちょっとしたことでしみるようになっているというのは歯髄（歯の中の神経と呼ばれる組織）の炎症が起きているということになります。
むし歯の処置をすると刺激で歯髄炎を起こすことがあります。
もちろん放っておいてもむし歯が進行して歯髄炎を起こしますから処置は必要です。
このまま歯髄炎が鎮まる可能性もありますが、その可能性のほうが低く、さらにおいておいても歯髄炎が進んでしまうようならあらかじめ歯髄組織を取ってしまったほうがいいこともあります。
再治療をするというのも一つの手段です。
もともと中で大きく広がっていたむし歯であれば、かみ合わせによってたわむというのもしみる原因となりえますからストレスも関連してくるでしょう。
（歯も力によってミクロ単位でたわみますし、詰めても漏洩をすることがあります。）

あまり痛いのを我慢するのもストレスなので、処置をしてもらってもいいと思います。

船津　三四郎　先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津　三四郎先生
ひまりん 様、初めまして。
虫歯の治療後の疼痛でご難儀の事と拝察申し上げます。

一般的に、深いむし歯の場合、削った後に歯髄組織に対する温度刺激、機械的刺激等が強くなり、充填後に疼痛が出る場合が時々あります。

1．疼痛が漸次減少傾向に向かう場合は、3カ月程経過観察です。
自然消失する場合が多々あります。

2．疼痛が漸次増加傾向に向かう場合は、抜髄になる事もあります。
神経は、出来るだけ取らない方がベターです。

ひまりん様の場合、文面より推測いたしまして、歯と歯の間のむし歯「隣接面う蝕」ではないかと思われます。
隣接面う蝕は、小学校・中学校頃に発症した小さなむし歯が、10年、15年、の経過を経てだんだん大きく進行するものです。
これを防ぐ事が出来るのは、幼稚園、小学校、中学校、時代の学校における集団フッ素洗口です。
お子様が同じ様な虫歯が出来ない様に、うがいを上手に出来るようになったら、 「フッ素洗口」がお勧めです。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
子育てもTCHなどが関連してきますのでなんとも言えませんが、最悪神経を取った方が、精神的に良い可能性もあります。

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